北鎌倉の和食の名店、『こころや』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
メンバーは、企画して頂いたmayuさんとpoohcoco-papaさん、そしてKEiさん、しづちゃん、ピエールロゼさんと私。
五種類目の酒は、福岡県久留米市の杜の蔵が醸す、独楽蔵 特別純米 しぼりたて生原酒。
福岡県産夢一献を60%まで磨いて醸されている。
夢一献の酒を飲むのは初めて。
調べてみると、平成15年に福岡県で開発された新しい酒造米で、山田錦に較べ背丈が低いので台風の影響を受けにくいのだそうだ。
福岡県内での酒造米の生産量は、平成28年で山田錦が1,020トンに対し、夢一献は700トンもある。
ネックシールには、独楽の絵。
六種類目の酒は、愛媛県西条市の成龍酒造が醸す、賀儀屋 純米吟醸 松山三井 黒ラベル。
愛媛県産松山三井を50%まで磨き上げて醸されている。
西条市は四国山地石鎚山の扇状地にあり、伏流水が豊かな場所。
地中に青竹を打ち込めば清水が湧く土地である。
西条と言えば広島が有名だが、伊予の西条市の酒も美味い。
石鎚も美味しいし、梅錦ビールも素晴らしい。
(梅錦は四国中央市の酒蔵ですが、ビール醸造所は西条市にあります。)
続く料理は、アスパラののどくろ巻きとコーンの揚げ物。
七種類目の酒は、島根県東出雲町の王祿酒造が醸す、超王祿 無濾過生詰 ひやおろし。
麹米は東出雲町産山田錦、掛米は主として富山県産五百万石で、精米歩合は60%。
20cmほどもあるアジフライ。
頭と尾びれを落としてこの大きさなので、使われている鯵はかなりの大物。
プリプリの肉厚の身が美味い。
八種類目の酒は、高知県中土佐町の西岡酒造が醸す、どくれ 純米吟醸 あらばしり。
久礼のすごい酒なのだそうだ。
使用米は高知県産吟の夢で、精米歩合は50%。
「ここには美味しい日本産のラムがあるのですよ」と、mayuさんから恐ろしくも素敵な提案。
鹿児島県徳之島町の高岡醸造が造る、アマミ ルリカケス ラム 40。
奄美諸島は黒糖焼酎で有名。
砂糖作りに使用されたサトウキビの絞り滓ではなく、サトウキビをそのまま使って造られる奄美諸島の黒糖焼酎はコクがあって旨い。
その蔵のひとつ、高岡醸造がオーク樽で熟成させて造る、素晴らしいラム酒だ。
和製ラム酒を挟んで九種類目の酒は、山形県天童市の水戸部酒造が醸す、山形正宗 夏ノ純米。
山田錦を用い、精米歩合は60%。
ラムをロックで飲みながら、日本酒も味わう。
ラムはアルコール度数が40度もあるので、チビチビ飲まないと一挙に酔いが回ってしまう。
鶏のつくねとふろふき大根。
気が付くと、外は夜の帳に覆われている。
10種類目の酒は、長野県上田市の岡崎酒造が醸す、亀齢 ひとごこち 純米酒。
長野県産ひとごこちを用い、精米歩合は麹米55%、掛米70%。
〆は、筍の炊き込みご飯。
赤味噌の味噌汁も美味い。
お供は、大根の酢の物。
もう帰ろうという時にKEiさんがもう一種類を所望。
出された11種類目の酒は、奈良県御所市の油長酒造が醸す、ALPHA 風の森。
使用米は奈良県産秋津穂で、精米歩合は65%。
〆まで素晴らしい日本酒に大満足の『こころや』さんでの会食でした。
北鎌倉駅に向かう道すがら、有名なイタリアンのお店の前を通り、思わずパチリ。
『タケル・クインディチ』は頭山威見(トウヤマタケル)シェフのお店。
ここも一度訪問したいお店だ。
mayuさん、poohcoco-papaさん、素晴らしい企画でした。
大変お世話になりありがとうございました。
KEiさん、しづちゃん、ピエールロゼさん、またご一緒させていただくことを楽しみにしています。