五月下旬の鎌倉での大人の遠足の続き。
鎌倉大仏殿の高徳院をあとにすると、海に向かう。
メンバーは、企画をしてくれたmayuさんとpoohcoco-papaさん、そしてKEiさん、しづちゃん、ピエールロゼさんと私。
途中、面白いTシャツ屋さんを見付けた。
”酒人”と書いて、”アル中”と読むのだそうだ
自分のことかと、思わずドキッとする。
猛暑日なので、水着姿で日光浴をする人や、海水浴を楽しむ人がいる。
海には多くのヨット。
poohcoco-papaさんは若い頃、この海でディンギーが転覆し、海に流された経験がおありなのだそうだ。
砂浜にレジャーシートを敷いて、海風を楽しむことにする。
すると、poohcoco-papaさんがバッグから取り出したのは、なんとシャンパーニュ。
タルラン、トラディション・ブリュット。
タルランは歴史あるレコルタン・マニュピランで、トラディションのセパージュはピノ・ノワール59%、ピノ・ムニエ36%、シャルドネ5%。
あの山歩きの間も背中に背負って持ってきてくれたことに感謝しつつ、全員で乾杯。
そしてしづちゃんには、塩尻ワイナリー・フェスタのお疲れさまの乾杯。
海風を浴びながら飲むシャンパーニュは美味い。
シャンパンの白き泡は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ。
若山牧水先生、失礼しました。
次に向かったのは、御成通りから少し横道に入ったところにある『クレインポート鎌倉』。
ここもmayuさんとpoohcoco-papaさんのブログに度々登場するお店。
お店の前庭には美しい白い花。
しづちゃんによると、ツルハナナスという植物なのだそうだ。
うっすらと紫を帯びた花も綺麗だ。
キックくんのお出迎え。
つぶらな瞳が可愛い。
でも激しく動き回るので、なかなか良い写真が撮れない。
ご夫妻で営まれているセンスの良い寛ぎの場だ。
三度目の乾杯。
選んだワインはマダムのお勧め、シャトー・バルバノ、カシー、キュヴェ・カラハリ、2015年。
シャトー・バルバノはコート・ド・プロヴァンスとカシーに畑を持つ、家族経営のワイナリー。
カラハリはワイナリーのマスコットのロバの名前。
コルクにもシマウマの刻印。
プロヴァンスの豊かな太陽の恵みを感じさせる、しっかりとしたボディ。
セパージュはクレレット30%、マルサンヌ40%、ソーヴィニヨン・ブラン30%で、ぶどう栽培はビオディナミ。
ご主人に抱かれると、キック君もとても大人しくなる。
ワインボトルを飲み干すと、御成通りを鎌倉駅に戻る。
駅の反対側の小町通りに較べると、こちら側は観光客もいなくてとても静かだ。
乗車したのは江ノ電ではなく、IR。
一駅お隣の北鎌倉駅に向かう。
鎌倉で友人達と過ごす大人の遠足の楽しい休日は続きます。