『つな八銀座』で開催された”日本酒と天麩羅の会”にちぃさんと共に参加した楽しい夜の続き。
壱の天は、長野県産アスパラガスと穴子の天麩羅。
長野の酒に長野のアスパラガス。
長野のアスパラガスは先日塩尻ワイナリー・フェスタでも食べたが、太くてもシャキシャキで柔らかく美味しい。
穴子には木の芽おろしが添えられている。
続いては、純米吟醸 無尽蔵二種の飲み較べ。
無尽蔵 純米吟醸 槽場直詰。
無尽蔵には冬酒の槽取壱番、夏酒の夏吟醸、秋酒のひやおろしの三種類があり、今は夏酒の季節。
これは冬酒の代わりに槽場で直詰めされたものではないかと思う。
左が、無尽蔵 純米吟醸 夏吟醸。
これは伊勢志摩サミットで海外からの来賓にお土産として配られた酒だ。
右が、無尽蔵 純米吟醸 槽場直詰。
どちらも米はひとごこち。
どちらもクリアで美味いが、槽場直詰の方がより麹の香りが強い。
弐の天は、若鮎、万願寺唐辛子海老詰めの天麩羅。
万願寺唐辛子の下半分は、天麩羅に削り節と醤油が掛けられ、シンプルに味わう。
大吟醸 蔵もまた注いでもらい、吟醸酒三種類の飲み較べ。
続いては、菊秀 本醸造樽酒と、菊秀 生詰樽酒二年半熟成の飲み較べ。
本醸造 樽酒はストレートな樽の香り。
二年半熟成は、より落ち着いた樽香とマイルドなボディ。
熟成は約10℃で行っているとのこと。
参の天は、大王岩魚、燻製と若芽のソースで。
大王岩魚は長野県で開発されたブランド魚で、通常の岩魚の二倍の大きさに成長し、刺身でも食べることが出来るのが特徴。
燻製のフライは本醸造樽酒に良く合い、天麩羅の若芽ソースは二年半熟成に良く合う。
最後の酒は、菊秀 純米。
これはぬる燗で味わう。
〆は、信州サーモンの押し寿司。
添えられているのは、橘倉酒造で作られた粕漬。
最後まで信州の食材に拘った素晴らしい料理だ。
〆に再度飲んだのは、無尽蔵 純米吟醸 夏吟醸。
何故なら、デザートの吟醸ようかんには、この夏吟醸が使われているのだ。
夏吟醸でちぃさんと〆の乾杯。
『つな八銀座』と橘倉酒造のコラボによる素晴らしい”日本酒と天麩羅の会”だった。
帰りには、橘倉酒造の若旦那、井出太さんからお土産をいただいた。
家で日本酒を飲む時に使わせていただこう。
そのためには、菊秀を買わなければと思う。
お世話になった『つな八銀座』のソムリエの尾崎さんと堀部さんにお礼の挨拶をし、店をあとにする。
松屋銀座を出ると、銀座の人通りもだいぶ少なくなっている。
酔い覚ましに少し歩くことに。
振り返ると、松屋銀座が明るく輝く。
銀座でちぃさんと過ごす楽しく酔っ払った夜は続きます。