現役時代の部下から、東京に研修できたのでお会いしたいとの嬉しい連絡。
彼女は関西の支店のマネジャーに昇格し、その研修で本社に来ていたのだ。
宿泊場所が池袋で、午後便で関西に戻るとのことなので、池袋でランチを共にすることにする。
選んだお店は、茶目子さんが推奨されていたイタリアン、『トラットリア・イル・チンギアーレ』。
ご主人がシェフで奥様がソムリエールとして営まれているお店だ。
イル・チンギアーレというだけあって、壁にも猪の縫いぐるみ。
マダムによると、この猪はミラノで買ってハンドキャリーで持ち帰られたのだそうだ。
テーブルには可愛いお花。
再会を祝してスプマンテで乾杯。
飲んでいるスプマンテは、ピエモンテのサンテロが造る、ピノ・シャルドネ。
サンテロは、スパークリング・ワインを年間2,000万本も造る最大手。
セパージュは、ピノ・ビアンコ50%、シャルドネ50%。
4種の前菜の盛り合わせ。
これは私の前菜。
元部下の皿の内容が異なっているのが面白い。
紫芋のスープ。
味わいは濃厚だが、口当たりはさらっとしていて美味い。
右は茄子とトマト、左は豚の軟骨とアボカドのタルタル。
水ダコと野菜のマリネ。
赤ワインはボトルで。
プーリア州のロッカが造る、ルポ・ネロ、プーリア・ロッソ、2016年。
ほど良い果実味とタンニンを持つミディアム・ボディ。
プーリアのワインはコスパが良いので好きだ。
セパージュは、ネグロアマーロ85~90%、マルヴァジア・ネラ10~15%。
パスタは三種類から選ぶことが出来るが、二人とも同じものを選択。
岩手牛、群馬県産豚もも肉と軟骨ベーコンのナポリ風ラグーソース、玉ねぎ煮込みバジリコ風味。
三種の肉を使った、贅沢な味わい。
自家製フカッチャ。
左はソラマメとグラナ・パダーノのフォカッチャ。
右は焦がし小麦のフォカッチャ、玉ねぎ乗せ。
焦がし小麦のパンはプーリア州の郷土料理。
肉料理の前に、カトラリーが交換される。
ナイフだけラギオールを使う店は多いが、フォークもお揃いのラギオールを使う店は少ない。
メインも二種類から、二人とも同じものを選択。
宮崎県産麦豚のスペアリブ、イタリア産スカモルツァチーズ乗せオーブン焼き、スモークバターソース。
ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスの半割りが盛り付けられている。
スカモルツァチーズの香りが素晴らしい。
麦豚は柔らかくジューシー。
自家製ドルチェ、三種盛合わせ。
こちらは最初私の前に置かれた。
でも、元部下が私の皿を覗き込んでいるので、「こっちにする?」と聞くと、「いいんですか、嬉しいです」というので交換。
こちらが私の方に来たドルチェ。
マダムが詳しく説明してくれたが、適度に酔いが回った頭には何も残っていない。
〆はコーヒー。
現在の仕事の話や、昔の部下たちの近況情報を聞くのも楽しい。
トイレにも猪。
シェフもマダムも猪年のお生まれなのだ。
話しは変わるが、私達のテーブルの横には本棚があり、イタリア関係の本がぎっしりと並べられている。
これはその内の一冊、テルマエ・ロマエで有名なヤマザキマリさんの本。
ヤマザキマリさんにはイタリア文化会館でお会いしたことがあり、それ以来すっかりファンになってしまった。
ところで、私達のテーブルの上に掛っているのは、可愛くない天使の絵。
なんと、ビールを飲みながら煙草を吸っているのだ。
目は、天上の神を見ているのか、それともボスの大天使をやっかんでいるのだろうか。
懐かしい昔の部下との、美味しいトラットリアでの楽しいランチでした。























