都内某所の日本酒の名店で友人達と過ごす楽しい夜の続き。
今夜のメンバーは、幹事のKEiさん、そしてmayuさん、poohcoco-papaさん、ピエールロゼさんと私。
九種類目の酒は、高知県安田町の南酒造場が造る、南 無濾過 純米中取り。
使用米は松山三井で精米歩合は60%。
高知酵母で醸されている。
十種類目の酒は、宮城県遠田郡の川敬商店が醸す、黄金澤 純米吟醸 HITOMEBORE。
使用米は宮城県産ひとめぼれで、精米歩合は55%。
肉豆腐。
牛蒡も入っている。
これも日本酒に良く合う肴だ。
十一種類目の酒は、再び山形県村山市の高木酒造が醸す、十四代 純米吟醸 龍の落とし子。
使用米は、先代の第十四代当主、高木辰五郎氏が自ら開発した酒造好適米、龍の落とし子。
裏のラベルには、先代が苦労して開発した龍の落とし子の系譜図が書かれている。
十二種類目の酒は、京都市伏見区の松本酒造が醸す、澤屋まつもと 守破離 五百万石。
富山県南砺市産の五百万石に拘って造られた酒で、軽い微発泡。
蕪と味噌。
これぞ酒飲みの酒のアテ。
十三種類目の酒は、山口県萩市の岩崎酒造が醸す、長陽福娘 山田錦 純米吟醸 山口9E 直汲み生。
山田錦を50%まで磨き込み、山口県独自の酵母、山口9Eで醸した酒。
十四種類目の酒は、福島県南会津郡の国権酒造が醸す、国権純米大吟醸 てふ。
美山錦を40%まで磨き込んで醸した酒で、春季だけの限定品。
〆の皿うどん。
日本酒の店で、〆が皿うどんとは面白い。
料理のヴォリュームが結構あるが、美味しいので完食。
十五種類目の酒は、千葉県香取郡の神崎酒造が醸す、不動 軽快 辛口 一度火入れ。
使用米は美山錦で、精米歩合は65%。
十六種類目の酒は、京都市伏見区の藤岡酒造が醸す、蒼空 純米大吟醸 愛山。
愛山を50%まで磨き込んで醸されている。
平成14年(2002年)に生まれた、蔵元一人だけで酒造りを行う小さな蔵の酒。
十七種類目の酒は、山形県酒田市の坂田酒造が醸す、上喜元 佐藤正一 純米大吟醸 中採り。
精米歩合は50%と書かれているが、使用米は不明。
佐藤正一さんは、酒田酒造の蔵元兼杜氏。
佐藤さんの思いが籠った大吟醸なのだろう。
板さんがテーブルに現れ、「こんなに綺麗に食べて下さって嬉しいです。皿うどん、もう少しいかがですか」とのこと。
遠慮なくもう一皿いただき、これも完食。
十八種類目の酒は、福岡県糸島市の白糸酒造が醸す、田中六五(たなかろくじゅうご)。
糸島産山田錦を用い、精米歩合は65%。
山田錦の田んぼの中から生まれた65%磨きの酒、が名前の由来のようだ。
十九種類目の酒は、新潟県加茂市の加茂錦酒造が醸す、荷札酒 月白 純米大吟醸 しぼりたて。
山田錦を40%まで磨き込んで醸されている。
二十種類目の酒は、山口県宇部市の永山本家が醸す、特別純米酒 貴(TAKA)。
使用米は山田錦と八反錦で、精米歩合は60%。
二十一種類目の酒は、秋田県にかほ市の飛良泉本舗が醸す、山廃純米 マルヒ No.77 限定生酒。
秋田県産美山錦を用い、精米歩合は60%。
多酸性のNo.77酵母を用い、フレッシュな酸を持つ酒だ。
これは化粧室で見付けた「さかずきん 酔っぱらいろは」。
”い”は「一升先は闇」、”ろ”は「路上寝は危険」。
お店を出ようとすると、オーナーが「皆さんお強いですね。是非またどうぞ」とのこと。
確かにたっぷり飲んだが、誰もヘロヘロになっていないのが凄い。
企画していただいたKEiさん、ありがとうございました。
素晴らしいお酒の数々に感激しました。
ご一緒させていただいたmayuさん、poohcoco-papaさん、ピエールロゼさん、お酒に詳しく強い皆さんと過ごす時間は至福のひと時でした。
都内某所の日本酒の名店での楽しい夜でした。