四月末のこと、日本酒に詳しい友人達との日本酒の会。
日本酒の通の方々の隠れ家での会を、KEiさんが企画してくれた。
隠れ家なので、お店の場所や名前は秘密。
お店の玄関の上には、杉玉。
これを見るだけで、猛烈に酒を飲みたくなってしまう。
玄関の横には、素晴らしい一升瓶が並ぶ。
杉玉に一升瓶、今夜のお店はここで間違いないようだ。
店内に入ると、まずは冷蔵庫の一升瓶をチェック。
飲みたい酒がずらりと並ぶ。
メンバーが揃い、サッポロの赤星で乾杯。
メンバーは、幹事のKEiさん、そしてmayuさん、poohcoco-papaさん、ピエールロゼさんと私。
最初はベーコンサラダ。
日本酒のお店で最初にサラダが出されるのは嬉しい驚き。
たっぷりの量があり、取り分けても一人に小皿二杯分はある。
酒の選択は、poohcoco-papaさんとmayuさんにお任せ。
最初の酒は、福島県会津坂下町の廣木酒造本店が醸す、飛露喜 特別純米 生詰。
使用米は山田錦と五百万石で、精米歩合は55%。
アルコール度数は16.8%とちょっと高め。
各種類、二合ずつを出してもらうことにする。
これは何だろうと思ったら、栃尾揚げにネギ納豆。
中には納豆とネギ。
私の前に座っているKEiさんは納豆が苦手。
納豆が大好きな私は、この大きな栃尾揚げ納豆をほとんど独り占めできて幸せ。
二種類目の酒は、驚きの逸品。
山形県村山市の高木酒造が醸す、十四代 本丸 秘伝玉返し。
十四代ブームの火付け役となった本醸造酒である。
使用米は五百万石で精米歩合は60%
ネット上ではプレミアが付き、一升瓶一本で3万円前後で取引されている。
お造り三種盛り。
やはり日本酒には刺身が合う。
三種類目の酒は、三重県名張市の木屋正酒造が醸す、而今 純米吟醸 酒未来無濾過生。
これまた素晴らしい酒だ。
使用米は酒未来、精米歩合は50%。
酒未来は、十四代の蔵、高木酒造が開発した酒造好適米。
四種類目の酒は、広島県呉市の相原酒造が醸す、雨後の月 新月。
山田錦と八反錦を用い、精米歩合60%の本醸造酒。
牡蠣のしぐれ煮が届く。
これは酒飲みには嬉しい一品。
鰤かま。
写真ではわかりにくいがとても大きい。
鰤のかまは、柔らかくてジューシー。
五種類目の酒は、秋田県五城目町の福禄寿酒造が醸す、一白水成 酒未来 純米吟醸。
酒未来を50%まで磨き込んで造られた酒だ。
六種類目の酒は、福島県会津若松市の宮泉銘醸が醸す、写楽 純米吟醸 備前雄町 生酒。
卯月(四月)にのみ販売される酒。
岡山県産の雄町を50%まで磨き込んで醸されている。
鱈の煮つけ。
柔らかな身が美味い。
七種類目の酒は、宮城県栗原市の萩野酒造が醸す、萩の鶴 特別純米。
八種類目の酒は、兵庫県宍粟市の山陽盃酒造が醸す、播州一献 山廃純米 播州愛山 生。
播州産愛山を用い、精米歩合は65%。
愛山を使った酒は好きなので、嬉しい選択。
揚げ物は山菜尽し。
筍、蕗の薹、タラの芽の天麩羅。
春を感じる料理だ。
日本酒好きの友人達と過ごす楽しい夜は続きます。