ベランダ菜園、そして今夜のお家ワイン、ファツィオ、アエガデス・グリッロ、シチリア | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今年もベランダ菜園を始めた。

昨年も書いたが、都会では使用済の土を捨てることが出来ない。

そこで、昨年冬に古い土を天日干しして消毒し、公園で集めた落ち葉と共に、60ℓほどの厚手のビニール袋に入れて腐葉土作りをしている。


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この袋は1年半経過した土で、良い具合に落ち葉が熟成している。

昨年秋に仕込んだ土は、来年には使えるだろう。
今年用に三袋、来年用に三袋がある。

 

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造った腐葉土に購入した培養土を加え、苦土石灰と固形肥料を混ぜ、苗の植え付け用の土を作る。

ベランダではミニトマト、ピーマン、唐辛子等を作っているが、これらの野菜には連作障害が出るので、土の再生には気を使うのだ。

 

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これは1カ月前に植えたグリーンリーフ。

数センチしかない小さな苗だったが、今では直径30数センチもある。

 

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数日に一度、葉を2枚ほど収穫しているが、数日後には元の大きさに復活している。

この成長力には何時もながら驚かされる。

 

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これはサニーレタスで、直径20cm強と少し小振り。

 

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この葉も数日に一度収穫しているが、すぐに原状復帰してしまう。

レタス類は4鉢あるので、ほぼ毎日2枚は収穫していることになる。

私は朝に大量のサラダを食べるので、もちろん少しの足しにしかならないが、それでも朝に自分が育てたレタスをベランダで収穫して食べるのは気持ちが良い。

 

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これは10日程前に植えた時のミニトマトの苗。

今はもっと大きくなっている。

 

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名前は、プヨぷよミニレッド。

これは二株植えた。

桃太郎などの普通のトマトの苗は100円で買えるが、ミニトマトの苗は200~300円する。

 

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これは同じ品種の色違い。

これも二株植えた。

 

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名前はプヨぷよミニイエロー。

 

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この苗は一番高価だった。

こんなに小さいのに、もう花芽が付いている。

 

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名前は、アイコ。

プラム型のミニトマトなのだそうだ。

 

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今年はミニではない株も一つだけ買ってみた。

 

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ゴルフボール位の大きさの、中玉トマトなのだそうだ。

収穫が始まる二か月後が楽しみだ。

 

今夜はイタリアの白ワインを抜栓。

 

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シチリア州のファツィオが造る、アエガデス、グリッロ、2015年。

D.O.C.エリーチェのワイン。

神楽坂の『ドルチェ・ヴィータ』で購入したワインだ。

 

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ファツィオは、シチリア州のエリーチェで四世代にわたってワイン造りを行う醸造所。

ファツィオ家はエリーチェのD.O.C.認定に大きな役割を果たした造り手なのだそうだ。

 

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エリーチェはシチリア島最西端にある、標高751mの丘の上に築かれた古代都市。

エリーチェがあるトラーパニ県ではワイン造りが盛んで、特に白ワインとマルサラ酒で有名。

一度は訪問したい場所だ。

 

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コルクの状態は良く、香りも素晴らしい。

エチケットに加え、コルク、キャップシールにもファツィオの名前。

 

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色合いは明るい黄金色。

口に含むと、果実の凝縮感と深い熟成感。

樽もかなり効いている。

 

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カリン、洋梨、ライチ、パイナップルのニュアンスに、豊かなミネラル感。

ファツィオのワインは幾つか飲んでいるが、このアエガデス・グリッロはかなり美味い。

ぶどうはグリッロ100%。

シチリアの上質の白ワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。