南麻布のフランス大使公邸で開催された、ボンジュール・フランス五周年記念パーティーに彼女と共に参加した素敵な夜の続き。
今夜のシャンパーニュは、ペリエ・ジュエ、グラン・ブリュット。
飲んでいるのはグラン・ブリュットだが、展示されているのはブラン・ド・ブランとブラゾン・ロゼ。
そう言えば、三日前にここでペリエ・ジュエの新デザイン・ロ-ンチ・イベント、”クラシック・ニュー”が開かれたばかりだ。
いくらでもどんどん注いでくれるので、このグラスで7杯目か8杯目。
フランソワーズ・モレシャンさんも来られていて、ご挨拶。
先日、広尾のミシュラン星付きフレンチ、『ランベリー』でお会いしたばかりだ。
料理の種類はとても豊富。
彼女と手分けしてどんどん運んできてどんどん食べ進む。
さすがにどの料理もとても素材が良くレベルが高い。
美味しいのでどんどん食べてしまい、写真を撮り忘れた料理が幾つもある。
これはターキー。
大きな塊から切り出したポークも美味しかった。
フォアグラも素晴らしく美味い。
これは鶏料理。
皮をカリッと焼いたポークも美味。
料理に合わせ、白ワイン、赤ワインも何杯か飲んでいるが、白は撮影忘れ。
今夜の白と赤のワインは、フランス、ラグビー界のレジェンド、セバスチャン・シャバル氏がラングドック地方のワイナリー、セリエ・デ・シャリュトリュとの共同プロジェクトとしてリリースしたもの。
白は、ジュ・レジストゥ・ア・トゥ、ソフ・ア・ラ・タンタシオン、2017年。
赤は、アヴェック・ラール・エ・ラ・マニエール、2017年。
ファゴットとピアノの演奏も行われている。
ファゴット奏者はスタン・ジャック氏、ピアノ奏者は工藤セシリア氏。
お腹がいっぱいになったので、二人のジャズセッションに聴き入る。
シャルル・ペティヨン氏のインスタレーション、”見えないもの”。
日本とフランスの友好をテーマとし、日本列島をイメージして作られているそうだ。
マカロンが出されたので四つ持ってきた。
スマホのカメラを立ち上げている間に、彼女が一個食べてしまった。
ナプキンを見ると、ピエール・エルメ。
美味しいはずだ。
彼女がデザートを取ってきてくれた。
「種類が多くて半分も持って来れなかった。貴方がぜんぜんきてくれないんだもん」と彼女。
それでも半分分けてくれた。
彼女もさすがに満腹のようだ。
食後はリラックスタイム。
ランコムのコーナーでは、ハンドマッサージをしてもらえる。
彼女が施術を受けるのを後ろから眺めていたら、お次にどうぞとお誘いを受ける。
こんな可愛いお嬢さんに手をマッサージしてもらえるとは幸せ。
手がブルガリアンローズの香りに包まれ、手だけでなく身体全体が癒される。
夜も更け、帰途に就く。
「今夜は本当に楽しかった。ありがとう」と彼女。
「今夜の君も素敵だよ。たまにはこんなパーティも好いもんだね」と私。
フランス大使公邸を出て、青木坂を下る。
二人とも寄りたい場所があるので、広尾に歩を進める。
彼女が寄りたい場所とは、神戸屋キッチン。
夜の神戸屋は、30%オフのタイムセールになるのだ。
ここでパンやサンドイッチを幾つか購入。
私が寄りたかった場所は、二日前にオープンしたばかりのこのお店、『カフェ・ミケランジェロ』。
『カフェ・デ・プレ』が閉じ、『カフェ・ミケランジェロ』としてオープンしたのだ。
ここで軽く食べて飲んで帰るつもりだったが、パーティでペリエ・ジュエをいっぱい飲み、料理も美味しくて食べ過ぎたので、今夜はパスすることにする。
地下には、『トラットリア・ミケランジェロ』が合わせてオープンした。
ここはずっと以前に『ル・キャーヴ・ド・ひらまつ』があったところ。
「ここ、ディナーに来たいわ」と彼女。
「僕も来たいから、できるだけ早く予約するよ」と私。
彼女がお腹がいっぱいだと言うので、広尾で電車に乗らず、六本木まで歩くことにする。
夜空に六本木ヒルズが聳え立つ。
ウエストウォークに入ってみたが、既に店も閉じ、人影も少ない。
66プラザからは、一年中咲いている大きなチューリップと東京タワー。
彼女と過ごす南麻布のフランス大使公邸でのパーティーの夜は、素敵に更けていきました。