代官山のフレンチ、『レザンファン・ギャテ』で開催された”ボンジュール・フランス、ディネ・グルマンの会”に彼女と共に参加した素敵な夜の続き。
シャンパーニュ、白、ロゼと飲んだ後は、赤ワイン。
ドメーヌ・フォン・クローズが造る、コート・デュ・ローヌ、キュヴェ・コンフィデンス、2018年。
フォン・クローズは、南ローヌに80haの畑を有し、三世代にわたってワイン造りを行う家族経営のドメーヌ。
フォン・クローズのワインの評価は高く、多くのコンクールでメダルを受賞している。
このワインも、チャレンジ・ミレジム・ビオ2018で金賞を受賞。
色合いは濃いガーネット。
カシス、ブラックベリー、そして後味には黒胡椒やタバコの葉のニュアンス。
タンニンは強いが果実味に上手く溶け込み、綺麗なバランスのボディを形成している。
ぶどう栽培はビオロジック、セパージュはグルナッシュ70%、シラー30%。
アルコール度数は14.5%と高い。
フランス産仔羊腿肉のロティ、蕗の薹のコンディマン。
焼いたポワロとセリのフリットが添えられている。
仔羊の焼き色が素晴らしい。
コンディマンは、蕗の薹、アーモンド、マスタード。
敷かれているのは、フレッシュ・トマトとグリーンペッパーのソース。
三種類目のパン。
美味しいのでどんどん食べてしまう。
仔羊との相性も抜群で、グラスがどんどん進む。
天井照明にかざしても、濃いのでほとんど像を結ばない。
アルコール度数は高いが、果実味も充分にあるのでアルコールアタックは感じない。
ローヌをあまり飲まない彼女も、このワインは美味しいとのこと。
デセールは、ラズベリーヨーグルトのパルフェ、ダマスクローズの香り。
顔を近づけると、薔薇の香りが素晴らしい。
この玉の中にライチのソースが詰められている。
玉を割り、ソースを付けて食べると一層美味しさが増す。
食後のコーヒーがいっぱいになったお腹を癒してくれる。
「テリーヌをこんなに食べたのは初めて。今夜も美味しかったわ。ありがとう」と彼女。
三食の角砂糖のアレンジが美しい。
ミニャルディーズは、エクレアと三種のクリーム。
クリームは、パッションフルーツ、サクラ、アールグレー。
エクレアが四本と、クリームが三種類出されたが、撮影忘れ。
クリームを挟んだ最後の一本のみ慌てて撮影。
松澤直紀シェフ、素敵な料理とワインをありがとうございました。
満ち足りた思いで、店をあとにする。
帰りは渋谷の桜丘に出ることにする。
三月末なので、桜祭りの真っ最中。
桜丘は再開発中で、街の大部分が高い壁で覆われている。
2023年竣工予定で、渋谷に新しい街が出現する。
お花見の前に、ファミマで彼女の朝食用のサラダを購入。
ここはさくら通り。
満開の桜が通りを覆っているが、桜に照明が当てられていないので、その美しさが上手く撮影できない。
二人で肩を並べ、桜通りの坂を上る。
明るい場所で立ち止まり、桜を見上げる。
今年は開花後気温が低かったので、長い間桜を楽しむことができた。
彼女と過ごす、代官山~渋谷の夜は素敵に更けていきました。