代官山の『レザンファン・ギャテ』で開催された”ボンジュール・フランス、ディネ・グルマン”に彼女と共に参加した素敵な夜の続き。
一つ目の前菜は、春野菜の小さなテリーヌ。
ここのテリーヌは本当に美しい。
白いソースは蛤のピュレ。
緑はケールのソース。
白いクリームには燻製が掛けられ、香りが素晴らしい。
合わせて飲んでいるワインは、ロワールのロッシュ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、2017年。
果実味、ミネラル、酸のバランスが良い上質のソーヴィニヨン・ブランだ。
二つ目の前菜は、サラダニソワーズのテリーヌ仕立て。
ニース風サラダのテリーヌ仕立てである。
テリーヌの中には、メカジキと玉子。
これも美味しく、白ワインがどんどん進む。
三種類目のワインは、プロヴァンスのロゼ。
ファミーユ・スメールが造る、メディティネラ、I.G.P.、ル・ロゼ・ド・スメール、2017年。
オレンジやグレープフルーツの香り。
豊かな果実味を持ち、甘い香りに反してキリリと引き締まった辛口。
黒ぶどう由来の薔薇やスミレのニュアンスも。
セパージュは、グルナッシュ50%、サンソー50%。
テリーヌとの相性も抜群。
熱々の二種類目のパンが届く。
魚料理は、春の魚介の小さなテリーヌとスープ・ド・ポワソン。
スープ・ド・ポワソンが注ぎ込まれる。
ソースには、トマトとサフランが加えられている。
テリーヌの中には、海老、烏賊、ホウボウとジャガイモ。
三種類目のテリーヌだが、テリーヌだけでこれだけのコース料理が作れることは驚き。
今夜の会は、フランス商工会議所とぐるなびの共催。
ぐるなびの森田理事のご挨拶も。
森田理事は今はぐるなびに所属されているが、その前はミシュランの所属。
ミシュラン調査員のレストラン訪問の話しがとても面白い。
ここで、2007年のオープンからお店の指揮を執る、松澤直紀シェフのご挨拶。
12年連続でミシュランの星を維持する実力派シェフである。
あとで個別にお話しさせていただいたが、とても実直な方だった。
代官山のテリーヌの名店、『レゼンファンド・ギャテ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。