3月末のこと、代官山の『レザンファン・ギャテ』で開催された、”ボンジュール・フランス、ディネ・グルマン”に彼女と共に参加した。
このお店を訪問するのは初めて。
この当たりかなと歩いていると、お店は陸橋の側道沿いにあった。
側道に降りると、改めてお店の外観を正面から撮影。
今夜は20人限定の、在日フランス商工会議所主催のディナー会。
『レザンファン・ギャテ』はテリーヌで有名なお店
サイドテーブルにはストウブのテリーヌ型が置かれている。
蓋の取っ手が色々な動物になっているのがお洒落だ。
とても華やかなテーブル・セッティング。
ナプキン・ホルダーにも『レザンファン・ギャテ』の名前。
”我儘に育った子供たち”という意味の名前は、違いの分かる大人たちの為のレストランであることを示している。
12年連続でミシュランの星を維持し続ける名店なのだ。
飾り皿の図柄は梅。
アールデコを取り入れた室内装飾と和のイメージの皿が不思議とマッチする。
在日フランス商工会議所理事の方の挨拶で会が始まる。
そしてロゼのシャンパーニュで乾杯。
まさに桜の季節に飲むロゼのシャンパーニュは、それだけで心をウキウキさせてくれる。
ニコラ・フィアット、ロゼ、ファースト・ブルーム・オブ・サクラ。
セパージュは、ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ45%、シャルドネ10%と黒ぶどうの比率が高い。
二杯目は、彼女と乾杯。
二人のグラスの間には・・・、
可愛いエンジェル。
「何だか嬉しくなるわね」と彼女もこのお店が気に入った様子。
アミューズ・ブッシュは、グリーンピース。
ストウブのテリーヌ型に入れられた沢山のグリーンピースに驚く。
良く見ると、二個だけ本物ではないグリーンピース状のものが。
グリーンピースのムースとクリームチーズが詰められた、グリーンピースのマカロンだった。
熱々のパンも届く。
お供はバターとE.V.オリーブオイル。
彼女の希望でバルサミコ酢を加えてもらう。
続いて、ロワールの白。
ロッシュ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、2017年。
ヴァン・ドペイ・デュ・ヴァル・ド・ロワールだ。
豊かなフルーツ香、濃厚な果実味。
トゥーレーヌに近い地域のワイナリーだそうだが、しっかりとした酸とミネラルを持ち、引き締まったボディ。
「ロワールだと何時もはサンセールやプイィ・ヒュメばかり飲んでるけど、このソーヴィニヨン・ブランも美味しいわね」と彼女。
とてもヴァン・ド・ペイとは思えぬ質の高さだ。
代官山の『レザンファン・ギャテ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。