ギンザシックスの『エノテカ』でちぃさんとの楽しいアペロの続き。
座ったテーブルの横には、シャトー・ムートン・ロートシルト、1997年のボトルとエチケットの展示。
この絵の作者は、ニキ・ド・サンファル女子。
ムートンの1997年は、以前ロンドンに飛ぶANAのファーストクラスで飲んだことがある。
何かの記念で特別に用意されていたボトルで、行き帰りで合わせて二本を飲んだ。
その時のエチケットも収集している。
ロゼのスパークリングを飲み干すと、二杯目は、ちぃさんは白ワインを選択。
ムルソーの名手マトロが造る、ブルゴーニュ・アリゴテ、2015年。
一口味見をさせてもらったが、柑橘系のフレッシュな果実味と綺麗な酸のバランスが良い辛口。
ぶどうは、平均樹齢50年のアリゴテを使用。
私の二杯目は、バロン・フィリップ・ド・ロートシルト、ムートン・カデ、レゼルヴ、メドック、2015年。
ムートンを見たので、ロートシルトのワインを選んだのだ。
ムートン・カデは1930年にぶどうの出来が悪かった時に、シャトー・ムートン・ロートシルトの生産を止め、このぶどうを使ってカジュアルなワインとして売り出したのがムートン・カデの始まり。
カデとは末っ子という意味。
再び乾杯。
ここではワインをしっかり注いでくれるので、空きっ腹に二杯飲むと結構酔いが回ってしまう。
時間になったので、急いで本会の場所に向かう。
四丁目交差点を過ぎると、目的のお店はすぐだ。
銀座三越には、「4丁目で愛ましょう」の横断幕。
本会の場所は、松屋銀座の中にある、『新宿 つな八 銀座店』。
先日、銀座の『ブラッスリー ポール・ボキューズ』でワイン会を開催した時に、redfoxさんから、ここで開催される”フランスワインと天麩羅の会”のご紹介をいただき、参加することにしたのだ。
⇒素敵な友人達とワイン・ディナー会、ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座
鮨とワインのマリアージュの会には何度か参加したことがあるが、天麩羅とワインのマリアージュの会は初めて。
教えていただいたredfoxさんに感謝です。
お店に到着してみると、案内されたのは驚いたことに個室。
既にChocolatさんとご友人は到着されていた。
お二人にご挨拶し、お店の奥のカウンターに居らっしゃるredfoxさんご夫妻にもご挨拶。
スタートは、スパークリング・ワイン。
私達の個室のサーヴを担当してくれるのは、堀部さん。
ソムリエ資格とサケ・ディプロマを持たれている。
ラングドック地方、リムーのシュール・ダルクが造る、クレマン、トック・エ・クロシェ、リミテッド・エディション。
シュール・ダルクは1541年設立の名門で、2,300haの畑を有する大手ワイナリー。
セパージュは、シャルドネ70%、シュナンブラン20%、モーザック10%。
著名な醸造コンサルタント、ドゥニ・デュブルデュー教授の協力を得て生まれたキュヴェで、36ヶ月間熟成と言う高品質ワイン。
前菜は、岩手県産蒸し牡蠣のマリネ。
ラングドック地方のオリーブの実と新玉葱が使われている。
二種類目のワインは、マレノンが造る、リュベロン、クラシック・ブラン、2017年。
マレノンは、コート・デュ・ローヌ、コート・デュ・リュベロンの生産協同組合で、傘下に15,000haの畑を保有している。
ぶどうは、グルナッシュ・ブランとヴェルメンティーノ。
『つな八』のハウスワインなのだそうだ。
このワインに合わせた料理は、天麩羅の壱の皿、車海老、鱚、グリーンアスパラガス。
鱚を食べるのは久し振り。
鱚に巻き付けられているのは、菜の花。
テーブルに置かれた塩で食べると美味い。
塩はフランス産のフルール・ド・セル。
天日製塩法で塩田で作られる大粒の天日塩だ。
銀座の『新宿 つな八』で友人達と過ごす楽しい夜は続きます。