友人達とフレンチ・ディナー、ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

銀座の何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で友人達と過ごす楽しい夜の続き。

 

IMG_20190311_163419.jpg

今夜のメンバーは、ちぃさん、りりかさん、ピエールロゼさん、そして私。

皆さんお話しが楽しいので、前菜が出される前から盛り上がり、ロゼのクレマンをどんどん飲んでしまう。

二杯目か三杯目で、再び乾杯。

 

IMG_20190311_163112.jpg

飲んでいるのは、ヴーヴ・アンバルが造るクレマン・ド・ブルゴーニュ、ミレジム・ブリュット、ロゼ、プール・ヒラマツ、2016年。

ヴーヴ・アンバルは1898年創業のクレマン専業メゾンで、ブルゴーニュを代表するクレマンの造り手。

美味しいので、四杯も飲んでしまった。

アペロも含めると食事前に六杯もワインを飲んでいるので、今夜は酔ってしまいそうだ。

 

IMG_20190311_163247.jpg

色とりどりの春野菜、”ジャルニディエール風”、生ハムと爽やかなオレンジの香り。

ジャルニディエールとは花器のこと。

この一皿には珍しい野菜もいっぱい入っている。

カステル・フランコ、プチヴェール、スティック・セニョール、カーリーテール、スナップエンドウ、ラディッシュ、ミニトマト。

カステル・フランコはイタリアの高級野菜で、ラディッキオ(チコリ)の一種。

プチヴェールは、芽キャベツとケールの交配種。

スティック・セニョールは茎ブロッコリー。

 

IMG_20190311_163326.jpg

ソースはアスパラのピュレ、そして野菜の陰にはアスパラのフラン。

 

IMG_20190311_163441.jpg

バゲットはフランスで作った生地を冷凍で輸入し、お店で焼いたもの。

美味いので、バゲットだけでワインが進んでしまう。

 

IMG_20190311_163543.jpg

今夜の白ワインも大好きな造り手のもの。

クローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2011年。

今年の初めまでは2009年VTだったが、今回からは2011年に代わった。

 

IMG_20190311_163614.jpg

白ワインでも乾杯。

私達の飲むペースが速いので、白ワインもたっぷりと注いでくれる。

私達のテーブルを担当してくれるフランス人のイゴールさんは気前が良い。

そして男前でもある。

 

IMG_20190311_163642.jpg

平目のポッシェ、ほうれん草風味のヌイユ添え、ノワイリー風味のサバイヨンソース。

グラタン仕立てにされ、熱々で供される。

 

IMG_20190311_163725.jpg

真ん中にはポッシェされた平目。

そしてサバイヨンソースの下には、たっぷりのほうれん草のヌイユ(パスタ)。

美味しいが、お腹がいっぱいになってしまう。

 

IMG_20190311_163759.jpg

赤ワインはちょっと珍しい物。

南ローヌのファミーユ・ペランが造る、ジゴンダス、ラ・ジル、2010年。

 

IMG_20190311_163829.jpg

またまた四人で、今夜四回目の乾杯。

既に結構酔いが回っていて、話しが楽しかったことは覚えているが、何の話で盛り上がったかは記憶がない。

このグラスは、アペロの二杯を加えると、既に10杯を越えている。

このジゴンダスのセパージュは、グルナッシュ80%、シラー20%。

 

IMG_20190311_163853.jpg

福島県産阿武隈三元豚ロース肉の低温ロースト、チーズ風味の新じゃが芋とシューファルシー添え。

 

IMG_20190311_163914.jpg

三元豚の下には玉葱のピューレのソース、上にはジュのソース。

 

IMG_20190311_163944.jpg

シューファルシー(三元豚ミンチのキャベツ包み)には、ローズマリーのミルクの泡のソース。

 

IMG_20190311_164015.jpg

そしてポム・フリットにはチーズのソース。

この皿を見て、「星野さんの料理はソースの使い方が絶妙で、この一皿に四種のソースが使われている」と皆さんに説明したような気がする。

 

IMG_20190311_164041.jpg

リュリーも美味しいので再び注いでもらい、ジゴンダスと代わる代わる飲むのも美味しい。

銀座の何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で友人達と過ごす楽しい夜は続きます。