先日のこと、友人達と銀座の何時ものフレンチでディナー会。
その前にアペロをすることに。
ちぃさんと待ち合せると、銀座東急プラザに向かう。
目的のお店は、ワイン・ショップの『TOKUOKA』。
ここには気楽に飲むことが出来るイートインが併設されていて、アペロに最適なのだ。
壁にはバッド・ボーイの可愛い絵。
バッド・ボーイはシャトー・ヴァランドローが造るワイン。
シャトー・ヴァランドローはサンテミリオンでジャン・リュック・テュヌヴァン夫妻が創設したワイナリーで、1991年が初ヴィンテージ。
2012年にはサンテミリオン第一特別級Bにスピード昇格したシンデレラワインである。
ジャン・リュック・テュヌヴァン夫妻とは、一度ディナーをご一緒したことがあり、ヴァランドロー・ブランをプレゼントされたことがある。
まずはシャンパーニュをグラスで。
選んだのは徳岡が輸入する、カナール・デュシェーヌ、オーセンティック・レゼルヴ。
1868年にカナールとデュシェーヌが結婚して生まれたメゾンで、マリッジ・シャンパーニュと呼ばれている。
ANA国際線のビジネスクラスで使われていたので、良く飲んだシャンパーニュである。
ちぃさんと乾杯。
黒ぶどう主体のシャンパーニュが美味い。
セパージュは、ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ35%、シャルドネ20%。
二杯目はお店お薦めの白を飲んでみることにする。
ドイツ、ファルツ地方のヨーゼフ・ビファー醸造所が造る、リースリング、トロッケン、2014年。
再び、ちぃさんと乾杯。
シトラス系の爽やかな香り。
豊かな果実味と活き活きとした酸。
これは素晴らしいリースリングだ。
15ヶ月間、シュールリーで熟成されている。
ヨーゼフ・ビファー醸造所の社長兼醸造家は、日本人女流醸造家のオッテス・徳岡史子氏。
ご主人のゲーラルト・オッテス氏はオッテス醸造所のオーナー。
そして徳岡史子氏は、このワインを輸入する株式会社徳岡の徳岡社長のお嬢さんなのだ。
店の奥には銘醸ワインの試飲コーナーもある。
シャトー・ムートン・ロートシルトの2010年は、10mlを1,800円余りで飲むことが出来る。
時間になったので、本会の会場に向かう。
目的の場所は何時ものフレンチ、マロニエゲートギンザ1にある『ブラッスリー ポール・ボキューズ』。
明るく輝く10階の手前側がお店である。
到着した時は、入店待ちの客が長い列を作っていた。
その中には、今夜のメンバーのピエールロゼさん。
今夜のテーブルは、キッチンが見える席。
星野料理長の指揮の元、料理人たちが忙しく立ち働いている。
窓の外には、東京タワー。
テーブルに着くと間もなくりりかさんも到着し、メンバー四人が揃う。
今夜のメンバーは、ちぃさん、りりかさん、ピエールロゼさん、そして私。
さっそくロゼのクレマンで乾杯。
ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ミレジム・ブリュット、ロゼ、プール・ヒラマツ、2016年。
この春から新しいロゼに代わり、エチケットも白からピンクに変わった。
そして”プール・ヒラマツ”のシールが貼られ、『ひらまつ』向けの特別なキュヴェとなっている。
更に、今まではグラン・キュヴェ、ブリュット、ロゼだったが、新しいボトルはミレジムになったのだ。
今までよりもピンクが濃くなり、味わいも深くなっている。
ピノ・ノワールとガメイの黒ぶどうの比率が高くなったようだ。
友人達と過ごす銀座の何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』での楽しい夜は続きます。