土曜日のお昼、美味しいPEDROさんカレーをみんなで楽しもうという会を開催した。
午前に銀座で用事を済ませた後、三田に向かう。
時間があり、とても良い天気なので少し歩くことにする。
銀座で日比谷線に乗り、神谷町で降りて桜田通りを歩いて三田に行くことにした。
先日は三田から日比谷まで日比谷通りを歩いたので、今回は桜田通りを選んだのだ。
神谷町駅から飯倉交差点に向かうと、左手にナポリピッツァの名店、『ピッツェリア・ダ・ペッペ ナポリスタカ』がある。
何時も満席のお店で、客の半分くらいはイタリア人を中心とした外国人。
ピッツァ職人のペッぺさんのお店で、ここで腕を振るうのは弟のカルロさん。
ペッぺさん自身は駒沢大学店を切り盛りしている。
飯倉交差点と言えば、NOAビル。
今見ても斬新な設計だが、これが1974年の竣工だというのだから驚きだ。
設計は、白井晟一氏。
ここを右折するとロシア大使館に至る、榎坂。
その左側には、狸穴(まみあな)坂、鼠坂、鼬(いたち)坂などの面白い名前の坂道がある。
飯倉交差点からは、東京タワーが間近。
この上り坂は、永井坂。
この道の先の左側、東京タワーの真向かいには、大好きなニュージーランド料理の名店、『WAKANUI』がある。
飯倉交差点を過ぎると赤羽橋まで下りの土器(かわらげ)坂になる。
坂の途中には、鰻の『野田岩』。
二百年の歴史を誇る老舗で、現当主は五代目。
東麻布には高級車のディーラーが多い。
ここはガリバーグループのお店、リベラーラ。
マクラーレン 650S スパイダーが展示されている。
赤羽橋まで来ると、イワタニ水素ステーションがある。
赤羽橋は17世紀の江戸時代に古川に架けられた橋の名前。
赤羽の地名は、この地に関東ローム層の赤土を用いた土器を製作する職人が多く住んでいたことから赤土=赤埴(あかはに/あかはね)と呼ばれ、それが赤羽根、赤羽と転じたもの。
桜田通りから三田三丁目交差点を右に曲り、二股に分かれる道の右側、地蔵通りに入る。
ようやく目的のお店、『カサ・デ・マチャ』に到着。
神谷町から約20分の距離だと計算していたが、途中で写真を撮影したり桜田通りを渡ったり戻ったりしたので、25分近くかかってしまった。
今日のメンバーは8人。
明るい窓に面した場所に、テーブルがセットされている。
PEDROさんと千夏さんにご挨拶。
料理の準備でとても忙しそう。
メンバーが揃い、持ち込んだ日本酒で乾杯。
今日の参加者は、鬼瓦権造さん、かずみさんご夫妻、しづちゃん、poohcoco-papaさん、mayuさん、Mr.vinさん、そして私。
かずみさんご夫妻は、高知からの参加。
会の案内を参考までにかずみさんにお送りしたところ、何と高知から飛行機で駆け付けてくださったのだ。
かずみさんが持ってきてくださった日本酒は、桂月 吟之夢 純米大吟醸 しぼりたて生原酒。
高知県北部の山間地、土佐郡土佐町にある小さな酒蔵、土佐酒造の醸す酒。
土佐酒造は四国の水瓶、早明浦湖(さめうらこ)畔にあるのだそうだ。
グラスに注いだだけで、芳香がテーブル上にふわりと漂う。
口に含むと、ふくよかな米の旨味が口中いっぱいに広がる。
微かな苦みも持ち合わせるので、それがボディを豊満になり過ぎないように引き締め、素晴らしいバランスとなっている。
しぼりたて生原酒はこの季節の贅沢。
通常の桂月大吟醸のアルコール度数は15度だが、しぼりたて生原酒は17度。
使用米は、高知県の酒造好適米、吟之夢で、精米歩合は50%。
PEDROさんお手製の前菜。
料理の詳しい説明を聞いたが・・・、皆さんとのお話しが楽しく、料理名は記憶に少ししか残っていない。
ほうれん草のオムレツ、豚のグリル、カレー・クミン味のカリフラワー、カラスミ、蟹のピンチョス。
桂月大吟醸の後は、マオウ生で再び乾杯。
一口飲んでしまってから、慌てて撮影。
マオウはスペインの大手ビールメーカーで、1890年創業の老舗。
PEDROさんの全部のせ合いがけカレーの到着。
チキンカレーとキーマカレーの合いがけ。
副菜は、キャベツと緑豆のココナッツ煮、人参クミンサラダ、ひよこ豆とジャガイモスパイス炒め、スパイス卵と野菜ピクルス、ピーマンとゴーヤとキクラゲ炒め、ビーツとたっぷりで、ターメリックライスが見えないほど。
私の皿は大盛り。
お隣のmayuさんのお皿は普通盛り。
較べると、私の皿はかなり量が多いのがわかる。
カレーのお供には、ボル・ダム、ダブル・モルト。
今度はボトルで乾杯。
ダム社はバルセロナに本拠地を置くブルワリー。
濃厚なペールラガーで、アルコール度数は7.2%。
食後は、ヨーグルトの黒蜜かけ。
そしてスパイス茶。
いっぱいになったお腹を癒してくれる。
PEDROさん、千夏さんと、ランチのお礼と別れの挨拶を交わし、田町駅に向かう。
午後に予定のあるmayuさん、poohcoco-papaさんとお別れし、鬼瓦権造さん、かずみさんご夫妻、しづちゃん、Mr.vinさんと私で向かったのは、お隣の品川駅。
気が付くと、メンバーの半分は鉄道マニア。
目的のお店は、『ぬる燗 佐藤』。
このずらりと並んだ一升瓶を見るだけで、テンションが上がる。
酒の温度も細かく設定されている。
まずは、ぐい飲みを選択。
選んだ酒が届く。
石川県白山市の車多酒造が醸す、純米 山廃仕込み。
山形県酒田市の楯の川酒造が醸す、楯野川 純米大吟醸 美山錦 中取り。
福島県二本松市の大七酒造が醸す、大七 生酛 純米酒。
全品が生酛造りで有名な蔵である。
何時もはワインを飲むメンバーだが、高知からかずみさんご夫妻を迎え、日本酒を飲むのも楽しく話が弾む。
かずみさんの奥様には、十四代も試していただく。
かずみさん、奥様、遠いところ参加していただき、ありがとうございました。
奥様の和装は何時も素敵です。
楽しい時間をご一緒していただいた皆様、ありがとうございました。
PEDROさんカレーを楽しむ会を開催した、楽しい土曜日でした。