先日の雪の朝。
雪が溶けないうちに、外を散歩。
木瓜の花にも雪が積もっている。
木瓜の学名はカエノメレス・スペシオサ。
カエノメレスはギリシャ語で”裂けたリンゴ”という意味。
ギリシャの木瓜の花もこれとおなじ赤だったのだろう。
木瓜の花言葉は多様。
先駆者、指導者というものもあれば、平凡、退屈というのもある。
一番似合うのは、魅惑的な恋、妖精の輝き、熱情だろう。
植え込みも真っ白。
芝生の庭にも雪が積もり、長く伸びた葉っぱだけが辛うじて存在を示している。
こんな雪も、一時間もするとほとんど消えてしまった。
雪が消えたので車を飛ばし、海の公園にウォーキングに出掛けた。
何時もは年末年始にしか見えない富士山が綺麗に見えている。
雪で空気が浄化されたのだろうか。
砂浜ではユリカモメが肩を寄せ合って、少しでも暖かい陽の光を受けようとしている。
東京湾には自然がいっぱい残っている。
寒いけど、楽しいウォーキングの朝でした。
こんな日は、濃い目の赤ワインを抜栓。
イタリアのかかと、プーリア州のカンティーナ・サン・ドナーチが造る、アンティカイア、ネグロアマーロ、サレント。
このワインは、神楽坂の『ドルチェ・ヴィータ』で購入したもの。
ジャパン・ソルトの直輸入品で、『ドルチェ・ヴィータ』はジャパン・ソルトのアンテナ・ショップなのだ。
裏のラベルには、ワインの情報。
このワインが造られたサレント半島が色塗りされている。
プーリア州はかかとからアキレス腱あたりまであり、この突き出たかかとがサレント半島。
コルクは長く品質も良い。
香りにも問題なし。
色合いは黒味を帯びた赤。
使われているぶどうはネグロアマーロで、この名は”黒くて苦い”という意味。
ブラックベリーやカシス、プルーンの豊かな果実味。
タンニンもしっかりあるが、強すぎるほどではない。
後味にはビターチョコレート、シガー、トーストのニュアンス。
樽由来のバニラも感じる。
家飲みには丁度良い美味いワインだ。
プーリアの美味しい赤を楽しんだ、今夜のお家ワインでした。