昔の仕事の友人達との男だけのディナー会の続き。
開催場所は何時ものフレンチ、西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』。
スパークリング、白を飲んだあとは、赤ワイン。
コート・デュ・ローヌのドメーヌ・アラン・ガルティが造る、コート・デュ・ヴィヴァレ、2010年。
ガルティはコート・デュ・ヴィヴァレの天才と称される人気の造り手。
ヴィヴァレのA.O.C.認定は1999年だが、ガルティのワインだけは1995年からA.O.C.表記を認められていた。
完熟したプルーンやラズベリーの香り。
強い果実の凝縮感を持ち、南の豊かな太陽の恵みを感じるボディ。
セパージュは、シラー70%、グルナッシュ30%で、ぶどう栽培はビオディナミ。
国産牛のロティ、赤ワインソース。
添えられているのは、万願寺唐辛子。
ソースには大徳寺納豆が隠し味で加えられている。
大徳寺納豆は、納豆と言っても醤油のもろみのようなもの。
ガルティのワインはとても濃く強い。
良いぶどうから生み出される、自然な力強さが素晴らしい。
まだ2010年のVTだが、飲み干した後には結構な量の澱が残る。
デセールは、モンブラン、ほうじ茶のアイスクリームを添えて。
マロンクリームの中には、ほうじ茶のアイスクリーム。
モンブランは大好きで、栗が添えられているのも嬉しい。
「何時もは日本酒の会だけど、こんなちょっとフォーマルな会も好いね」と長老からお褒めの言葉をいただいた。
普段はコーヒーソーサーに乗っているミニャルディーズが、別皿で出された。
夜も更けてきたので、お開きにする。
二階のレセプションに下ると、おじさん達は二つ隣のテーブルに居た女性の話題で盛り上がる。
イラン系と思われるその方は、女優かモデルかわからないが、素晴らしい美人で、プロポーションも抜群に良かったのだ。
シャルル・シャプランの絵に別れを告げ、坂元支配人に見送られ、店をあとにする。
店の前で解散すると、メンバーの半分は広尾へ、もう半分は六本木へ向かう。
六本木ヒルズに戻ると、クリスマスツリーが66プラザで明るく輝いている。
次の会は、三か月後に日本酒を飲むことに決まった。
昔の仕事仲間との、西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』での楽しいディナー会でした。