こんばんは。
今は羽田空港国際線ターミナルに来ています。
これからパリに飛び、ディジョンに向かいます。
11月の第三週末にボーヌで開催されるブルゴーニュ・ワインの祭典、”Les Trois Glorieuses=栄光の三日間”に行ってきます。
旅の間は書き溜めておいた記事を予約投稿しますが、いいねやコメントへのお返しは出来ないと思いますので、ご容赦下さい。
いただいたコメントには、帰国後返信させていただきます。
では、行ってきます。
京橋の和食と日本酒の名店、『京橋 酛』でKEiさんと茶目子さんと過ごす楽しい夜の続き。
五杯目の酒は、佐賀県小城市の天山酒造が醸す、七田 愛山 七割五分磨き ひやおろし。
愛山を75%に磨き、無濾過生詰の熟成酒である。
以前は佐賀県と言えば鍋島ばかり飲んでいたが、最近は七田を飲むことが多くなった。
最初の一杯を除き、酒が変わるたびに三人でグラスを交換して全ての酒を試飲しているので、これが五杯目ということは、既に13種類の酒を味わったことになる。
KEiさんのお酒は、秋田県秋田市の新政酒造が醸す、やまユ 改良信交 純米原酒。
改良信交を麹米で40%、掛米で50%まで磨き、協会6号酵母を用い、生酛純米造りで醸造。
木桶醸造に拘り、約1年半も氷温で熟成されている。
茶目子さんのお酒は、滋賀県長浜市の冨田酒造が醸す、七本鎗 玉栄 純米 搾りたて生原酒。
玉栄を60%まで磨いて醸されている。
上野料理長が大きな車海老を出してくれた。
こんな大きな車海老を見ることは滅多にない。
尻尾が青いのは、天然物の証拠。
この大きな車海老三尾に衣を付け、今からエビフライにするところ。
茶目子さん曰く、「海老が並んでジャグジーバスに入っているみたい」。
出来上がったエビフライ。
フライになっても大きい。
poohcoco-papaさん、タルタルソースですよ。
上野さんが、茶目子さんの海老を”ガルウイング仕様”にしてくれた。
こうしてみると、大空を飛翔する龍のようだ。
高温でカラッと揚げられているので、目玉以外は全て食べてしまう。
六杯目の酒は、長崎県平戸市の福田酒造が醸す、福田 純米 山田錦。
山田錦の精米歩合は65%。
KEiさんのお酒は、京都府京都市の松井酒造が醸す、神蔵(かぐら)七曜 純米大吟醸 無濾過生原酒 磨き50。
祝という酒造好適米を50%まで磨いて醸され、アルコール度数は17度もある。
茶目子さんのお酒は、長野県佐久市の伴野酒造が醸す、澤の花 辛口純米 ひまり。
麹米はひとごこちを60%まで磨き、掛米はふくおこしを65%まで磨いて使用。
酵母は9号系と10号系で別々に醸造し、最後にブレンドしているのだそうだ。
三本揃い踏み。
鶏つくねの焼き物。
大きな椎茸に、粗挽きの鶏肉が詰められている。
軟骨のコリコリ感がたまらなく美味い。
七杯目の酒は、福島県会津若松市の宮泉銘醸が醸す、會津宮泉 純米吟醸 秋あがり。
五百万石を50%まで磨き、1月に仕込んで秋まで冷蔵貯蔵し、生詰している。
宮泉の蔵は訪問したことがあるので、馴染み深い酒だ。
KEiさんのお酒は、而今。
KEiさんがお好きな銘柄で、大喜び。
三重県名張市の木屋正酒造が醸す、而今 純米吟醸 山田錦 火入。
三重伊賀産の山田錦を用い、精米歩合は50%。
茶目子さんの酒は、山梨県北杜市の山梨銘醸が醸す、七賢 スパークリング 山の霞。
瓶内二次発酵で造られた、しっかりとしたスパークリングだ。
そろそろ〆の土鍋ご飯なので、香の物が出される。
これで酒を飲むと美味いので、ご飯が出る前に食べてしまう。
茶目子さんが大きな生牡蠣があるのを目ざとく見つけ、上野料理長に食べたいとリクエスト。
左が牡蠣フライ、右が白子のフライ。
どちらも味が濃厚で美味しい。
土鍋ご飯は、イクラご飯。
茜さんの後任のイケメン君が土鍋ご飯の写真を撮れるように、三人の前それぞれに置き直してくれる。
遊歩さん、彼もイケメンですよ。
お供はなめこ汁。
濃厚で美味しい。
たっぷりのイクラが入った土鍋ご飯が美味い。
お腹はいっぱいなのだが、お代わりをしてしまう。
食後は・・・、まだ飲んでいる。
58の数字が、ゴーヤの絵の上に書かれている。
そしてゴーヤを持つ手の指には、マニキュア。
山口県阿武郡の阿武の鶴酒造が醸す、純米58(ゴーヤ)。
長年休眠していた実家の蔵を再興した若き造り手が一人で醸す酒なのだそうだ。
山田錦を用い、精米歩合はその名のとおり、58%。
食後は、ほうじ茶プリン。
香りが素晴らしく、お腹はいっぱいでも食べてしまう。
土鍋ご飯はたっぷりの量なので、食べ残した分はお握りにしてくれた。
大きなお握りが三個入っている。
和食と日本酒の名店、『京橋 酛』でブログ仲間のKEiさん、茶目子さんと過ごす楽しく美味しい夜でした。