先月のこと、彼女と広尾で待ち合わせ。
久し振りにメキシカンの名店、『サルシータ』に行くことにした。
彼女がこのお店をすっかり気に入り、また行きたいというので1ヶ月ほど前に予約しておいたのだ。
でもその前に、ナショナル麻布でお買い物。
店の前にはカボチャが並び、すっかりハロウィン仕様。
買い物を終えると、すぐ近くの『サルシータ』に向かう。
ここはショーコさんに教えていただいたお店で、私と彼女の一致した評価では、東京のメキシコ料理店で一番美味しいお店である。
階段を地下に下ると、窓からお店をのぞき込む。
開店時間丁度に訪れたので、店内にまだ客は居ない。
”孤独のグルメ”に登場してからは益々客が増え、予約が取りにくいお店になってしまった。
今夜も満席のようだ。
窓際の二人用のテーブルに着席する。
目の前には、死者の日のお人形。
日本で言えばお盆のようなお祭りで、”リメンバーミー”はこのお祭りをモチーフにした映画。
彼女の飲み物は、ライム味のフローズン・マルガリータ。
「う~ん、美味しい。これが飲みたかったの」と彼女。
ここのマルガリータは良いテキーラをたっぷり使っているので、最高に美味い。
私は珍しく、ネグラ・モデロ。
メキシコに行くと、毎晩飲むビールだ。
メキシコでNo.1の売り上げを誇る黒ビールで、リッチな味わいが好きだ。
最初の皿は、クレオール・サラダ。
取り分けるのは私の役目。
アボカド、トマト、ゆで卵は偶数入っているので分けやすい。
でも、レタスが元気なので皿から飛び出しそうになる。
続いて、ズッキーニのプディング。
生クリームと玉子とチーズのふわふわの生地の中には、ズッキーニがごろごろ。
ベラクルース風海老のニンニク唐辛子炒め。
写真を撮る前に彼女が半分取ってしまった。
「あ、まだ撮影していないのに」と言うと、「残りを真ん中に集めるからこれで撮ってよ」とのこと。
こうやって見ると、半分でも結構な量がある。
彼女が「テキーラもストレートで飲んでみたい」と言うので、テイスティング・セットの中から、サルシータ・セットを注文。
オーナーシェフの森山さんは日本を代表するメキシコ料理の大家であると共に、テキーラ・マエストロでもあるのだ。
出されたテキーラは、右が一番若く、左に行くほど熟成されたもの。
右側は、ドン・アルバロ、ブランコ。
真ん中は、7レグアス、レポサド。
左側は、エレンシア・デ・プラタ、アネホ。
二人で交互に飲み較べるのも楽しい。
広尾のメキシカンの名店、『サルシータ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。