またまた何時ものフレンチ、ブラッスリー ポール・ボキューズ、銀座 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

銀座の何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

IMG_20181004_220853.jpg

今夜の赤ワインは、モンターニュ・サンテミリオンのシャトー・メゾン・ブランシュ、2009年。

モンターニュ・サンテミリオンは、サンテミリオンの北に広がる四つのサンテミリオン衛星地区の中の一つで、サンテミリオンに隣接している。

 

IMG_20181004_220420.jpg

これは濃厚で美味い。

完熟したプルーン、ビターチョコレート、コーヒーやなめし皮のニュアンス。

タンニンは強いがまろやか。

ぶどう栽培はオーガニックで、セパージュはメルロー80%、カベルネ・フラン20%。

フランス製のオーク樽で12~18ヶ月熟成され、清澄・濾過は行われていない。

 

IMG_20181004_220404.jpg

肉料理は、宮若牛とジャガイモのガレット、赤ワインソース、ほうれん草のエチュベとロックフォールの軽いクリーム。

 

IMG_20181004_220353.jpg

平たく言えば、ジャガイモのガレットで作られたハンバーガー。

 

IMG_20181004_220249.jpg

赤ワインを、残った白ワインと交互に飲んでも美味しい。

 

IMG_20181004_220343.jpg

宮若牛は、福岡県宮若市で生産された牛。

一度、福岡空港でレンタカーを借り、小倉方面に高速道路を走ったことがあるが、高速道路の表示が、宮若市の出口が若宮方面となっていて、表示の書き間違いかと思ったことがある。

調べてみると、宮田町と若宮町が合併してできたのが宮若市で、宮若市の中に宮田地区と若宮地区があるのでこんなややこしい道路標識になっているようだ。

 

IMG_20181004_220328.jpg

ジャガイモのガレットと一緒に、がばっと切り開く。

ハンバーグと言っても、焼き色が美しい。

 

IMG_20181004_220313.jpg

赤ワインも二杯目。

これは彼女の望み通りフランス人スタッフに注いでもらい、しばしフランス語でお話し。

 

IMG_20181004_220235.jpg

ソムリエの大友さんが真剣な眼差しで注いでくれているのは、今夜のディジェスティフ。

 

IMG_20181004_220837.jpg

ロゼスが造る、ポート、トゥニー。

ロゼスはフランスで人気のポルトガルのポート・メーカー。

ロゼスの創設者は、ポルトガル系フランス人の、ボルドーのワイン商なのだ。

 

IMG_20181004_220211.jpg

ソムリエの大友さんが、今夜飲んだワインのボトルを並べてくれた。

他の客から見ると、大酒飲みのように思われてしまいそうだ。

 

IMG_20181004_220154.jpg

デセールは、マロンクリームと軽いヴァシュランのモンブラン仕立て、ヴァニラアイスクリームと温かいチョコレートソースと一緒に。

 

IMG_20181004_220136.jpg

これはグランドメニューにも加えられたこの秋の新作。

冷たいデセールの周りに、温かいチョコレートソースが掛けられる。

 

IMG_20181004_220113.jpg

チョコレートソースの模様がいびつになってしまったが、それも愛嬌。

このモンブランは、彼女も大好きなメニュー。

 

IMG_20181004_220100.jpg

赤ワインが美味しいので、更に三杯目。

ポートとボルドーを一緒に飲むのも面白い。

 

IMG_20181004_220047.jpg

「今夜の星野さんのお料理も美味しかったわね」と彼女。

 

IMG_20181004_220035.jpg

「それに合わせたワインも良かったね」と私。

「フランス語の練習もできたけど、どんどん注いでもらったので酔っちゃった」

 

IMG_20181004_220023.jpg

と言いながら、彼女は何時もの通りポートに少し口を付けただけでグラスを私の前に置く。

美味しいが、さすがに〆のポート二杯は一層酔いが回る。

 

IMG_20181004_220007.jpg

今夜の料理もワインも素晴らしかった。

席に来てくれた星野料理長と、今夜の料理について意見を交わすのも楽しい時間。

今夜のワイン達に見送られ、竹内支配人、大友ソムリエに見送られ、店をあとにする。

 

IMG_20181004_215950.jpg

マロニエゲートギンザ1を出ると、外堀通りを渡り、何時もの通り有楽町駅に向かう。

 

IMG_20181004_215932.jpg

そして何時もの通りファミマで彼女用のサラダを幾つか購入。

 

IMG_20181004_215747.jpg

再びマロニエ通りに戻り、銀座通り(中央通り)に向かう。

 

IMG_20181004_215735.jpg

シャネルのマロニエ通り側のショーウインドウのディスプレイが、洋服からバッグに代わっている。

 

IMG_20181004_221213.jpg

銀座二丁目交差点の四つ角には、有名ブランドのビルが競い合って建っている。

ビル全体にイルミネーションが輝いているのは、シャネル。

向かい側のルイ・ヴィトンの文字が鏡文字で写っている。

 

IMG_20181004_221157.jpg

こちらはカルティエ。

色合いがシックで好きだ。

 

IMG_20181004_221145.jpg

ルイ・ヴィトンは一番小さいが、とてもお洒落な雰囲気。

 

IMG_20181004_221128.jpg

一番地味なのが、ブルガリ。

クリスマスが近づくとセルペンティの飾りがビル全体に取り付けられるので、一挙に華やかになる。

彼女と過ごす銀座の夜は素敵に更けていきました。