代官山のフレンチのグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
飲んでいる白ワインは、アルザスの名門ドメーヌ、トリンバックが造る、ゲヴュルツトラミネール、レゼルヴ、プール・ヒラマツ、2011年。
アネットの香りを付けた鱸のロティー、ムール貝のスープ仕立て、サフラン風味。
この料理は、『ポール・ボキューズ』リヨン本店のスペシャリティ。
ローストされた鱸と、ムール貝のサフランソースの香りの素晴らしいハーモニー。
ムール貝はモンサンミッシェル産。
小振りで旨味が凝縮されている。
赤ワインは、シャトー・オーバージュ・モンプルー、ポイヤック、クリュ・ブルジョワ・シュペリュール、2008年。
これは素晴らしいワインが出された。
ここは、メドック4級格付けのシャトー・デュアール・ミロンの畑の一部が独立したシャトー。
そして醸造は、メドック5級格付けのシャトー・バタイエの醸造チームが担当しているのだ。
ポイヤックの力強さをしっかりと体現している。
栽培はリュット・レゾネで、セパージュはVT毎に少し変わるが、作付面積はカベルネ・ソーヴィニョン69%、メルロー26%、カベルネ・フラン5%。
黒トリュフのクルートをのせた仔牛のメダイヨン、キノコとベーコンのエチュベ、ボルドー風。
黒トリュフののクルートの下には、メダル状にカットされた仔牛肉。
火入れが綺麗で、見るからに仔牛肉の色合い。
付け合わせにはコンキリエも入っているので、結構お腹がいっぱいになる。
ディジェスティフはポートワイン。
ロゼス、ポート、トゥニー。
ロゼスは、ボルドーのネゴシアンがポルトガルに設立したポート専業の会社。
ロゼスはフランスで人気のポートで、『ひらまつ』の定番ポートワイン。
樽熟成のトゥニーは味わい深く、食後酒としては最適。
デセールは、オレンジ風味のマルキーズショコラ、キャラメリゼしたナッツのアイスクリームを添えて。
オレンジキュラソーやオレンジピールの香りと味を付けたチョコレートケーキは柔らかく滑らかで美味い。
アイスクリームは、香ばしいナッツの香り。
お腹はいっぱいでも、ミニャルディーズは食べてしまう。
「入砂シェフのお料理は美味しいわね。今夜もありがとう」と彼女。
「それじゃ、皆さんにお礼を言って帰るとしよう」と私。
厨房は、戦いが終わってほっと一息といったところ。
厨房の前を過ぎてこの廊下を進み、左折して右折すると、ダイニング・ルームに出る。
そこも素敵な部屋だ。
先﨑支配人、原田マダム、入砂料理長、北村ソムリエに見送られ、店をあとにする。
旧山手通りを少し下り、何時もの通りファミマに。
ここで彼女の朝食用のサラダを幾つか購入。
このファミマは、代官山のT-SITEの中にある。
蔦屋書店の新しい業態のお店だ。
店の中には、ワインの本の書架の前には、ワインの棚。
ナンプラーの本のすぐ下には、三種類のナンプラーが販売されている。
カレー料理の本の前には、多くのスパイス。
本を売るだけでなく、その記載内容が目の前に現物として置かれ、販売されているのだ。
今度はこれを試してみたいね、などと話しながら見て歩く。
彼女と過ごす代官山の夜は素敵に更けていきました。























