一夜明けた銀座、ホテルのロビーで遊歩さんと待ち合わせると、東京ミッドタウン日比谷に向かう。
快晴で暑い一日となりそうだ。
東京ミッドタウン日比谷は銀座八丁目から歩いて近い。
日比谷仲通りに出て、東京宝塚劇場、日比谷シャンテと歩を進める。
日比谷仲通りに面したミッドタウン日比谷の一階の店舗は、『LEXUS MEETS...』。
レクサスの展示もあるし、カフェで軽食をとることもできる。
ミッドタウン日比谷の前には、巨大なランナー像。
ふつうじゃない2020展が開催されている(開催期間は8月8日~26日)。
東京ミッドタウン日比谷を地下一階から最上階の六階まで、遊歩さんをご案内。
パークビューガーデンから日比谷公園を望む。
「東京は緑が多いですね」と遊歩さん。
「あそこに見えるのが日比谷公会堂です。昔はクラシックコンサートを聴きに通いました」と私。
皇居側も緑が美しい。
日比谷通りに並ぶビルの歴史について説明するのも楽しい。
さて、ランチの待ち合わせ時間が近付いたので、化粧室で身だしなみを整える。
ミッドタウン日比谷の良いところは、男性用化粧室にもフィッティングルームがあること。
宿泊荷物や遊歩さんの荷物を一部持っているので、結構な量がある。
上着を脱いで身だしなみを整え、制汗・消臭スプレーを吹き付け、リステリンで口を濯ぐ。
この部屋には自動靴磨き機があるのも嬉しい。
でも、黒と茶色用。
今日の靴は上着に合わせて赤なので、靴磨きは使うことが出来ない。
向かったお店は、新潟の『カーブ・ドッチ』と代官山の『アタ』が共同で開いた、『バーマン』。
テーブル席、カウンター席、テラス席があり、用途に応じて使い分けができる便利なお店だ。
でも超人気店なのでかなり早めの予約が必須で、今回は四人テーブルがとれてラッキー。
お店に入ると、既にしづちゃんとなぎささんが到着されていた。
急いでカーブ・ドッチのスパークリング・ワインを注文。
実はなぎささんと遊歩さんは実際にお会いするのは今回が初めて。
ちょうどお二人の上京が重なったので、しづちゃんと私で相談し、このランチをセットすることができたのだ。
なぎささんは東京に到着されたばかり、遊歩さんはランチの後は羽田空港に移動という、まさにランチだけの貴重な機会。
ここにはカーブ・ドッチのワインがふんだんに揃っている。
新潟の吾亦紅さんによると、カーブ・ドッチのワインが『バーマン』にどんどん送られてしまうので、新潟で品薄状態とのこと。
カーブ・ドッチからここに駐在されている酒井さんによると、『バーマン』ではカーブ・ドッチのワインを絶対に切らさないように努力しているが、予想を超える数のボトルが毎日開けられているとのことだ。
飲んでいるワインは動物シリーズの、むささび(ブラン・ド・ノワール)、2016年。
瓶内二次発酵方式で造られたスパークリングワインである。
2015年は3.5気圧だったが、2016年は5気圧の設定なので、泡立ちが素晴らしい。
2016年のぶどうは、カベルネ・ソーヴィニヨン100%。
最初の皿は、鱧と胡瓜のそうめん。
皆さん同時に、「え、カッペリーニじゃないの」との反応。
私も初めてきた時は、同じ反応でした♪
でも、この素麺が美味いのです。
温かいパンも届く。
続いて名物料理の、マグロのうなじとパルメザンチーズ。
周囲が炙られたマグロのうなじ肉は濃厚な旨味を持ち、最高に美味。
これは皆さん気に入っていただいた。
カウンターに座ると、目の前にマグロの頭が置かれている。
この頭頂部から首にかけての肉を使っている。
二本目のワインは、カーブ・ドッチ、シャルドネ、ノンバリック、2017年。
樽を用いずステンレスタンクで発酵・熟成させ、ぶどう本来のフレッシュな味わいを残したワイン。
このワインの評価はなかなか難しい。
シャルドネは造り方によって多様に味わいを変えるぶどうだ。
私が好きなシャルドネとは異なる味わいなので、評価はしないことにする。
(実は最初のボトルが軽いブショネかと思い、もう1本抜栓したが同じ味でした。)
イワシのコンフィとトレビス。
このイワシ、丸々と太って美味しそうだ。
イワシを二枚におろし、遊歩さんと私の皿に盛り付ける。
もう一皿はなぎささんがしづちゃんのお皿に取り分けている。
でも、私の方が綺麗に取り分けていると密かに思ってしまう(笑)
魚介のフェデウア。
米を用いたパエリアではなく、細いショートパスタ、フィデオを用いたのがフェデウア。
アサリ、ハマグリ、ムール貝、海老がゴロゴロ入っていて美味い。
バルセロナでも、新しいお店ではフェデウアが主流だった。
でも私は、米を使ったパエリアの方が好きだ。
この日はしづちゃんのお誕生日。
なぎささんの心憎い配慮で、しづちゃんのデザートはバースデープレート。
残り三人のデザートは、オリジナルの姿。
なぎささんと遊歩さんはブログで繋がっているので、お会いするのは初めてでも、旧知の仲のように話しは弾む。
でも、遊歩さんの飛行機の時間が刻一刻と迫る。
なぎささんは遊歩さんに、「もう一泊しようよ」と引き留めるが、そうもいかないようだ。
名残惜しくはあるけれど、なぎささんとしづちゃんに別れを告げて、遊歩さんと共に羽田空港に向かう。
実はこの時点で時間はぎりぎり。
案内する私は結構焦っていた。
急いだお陰で、羽田空港にはフライト出発時間の35分前に到着。チェックインを済ませると、手荷物検査の締め切り時間(フライトの15分前)の10分前。
搭乗ゲートが近いことを確かめると、急いでレストラン階に上がり、二人で生ビールで乾杯。
遊歩さんは締め切り時間ぎりぎりで荷物検査を通過し、手を振ってお別れする。
無事フライトに間に合ってほっとすると共に、少々寂しさと疲れを感じる。
でも、ここでしんみりしたりまったりしたりしている余裕は無い。
東京駅に取って返し、今度はなぎささん歓迎のディナー会に出席するのだ。
この時間、なぎささんとしづちゃんはホテルでのんびりしてるのを羨ましく思う(笑)
なぎささん歓迎ディナー会の様子は、また明日。