表参道/青山でのちぃ散歩の続き。
青山ファーマーズマーケットの次に訪れたのは、「岡本太郎記念館」。
記念館の入り口のドアを開けようとすると、ドアノブは”足”。
靴を脱いで玄関を上がると、”縄文人”が迎えてくれる。
一階の玄関わきの部屋。
部屋の奥には、岡本太郎さんの実物大の人形。
その周りには、どこかで見たことがある作品群。
反対側の壁にも、作品がぎっしり。
この花の樹は何を表現しているのだろう。
窓の外の庭にも作品群が見える。
あとで観に行くことにしよう。
アトリエには、膨大な数の絵が保管されている。
ここで創造的活動をされていたのかと思うと感動を覚える。
天井は吹き抜けになり、幾つかの作品が吊り下げられている。
二階に上ると、正面には光り輝く作品、”メリーポール”、1962年。
池袋を明るくするプロジェクトで、池袋駅前に高さ16m、幅10mのメリーポールが作られたが、仮設建造物の扱いだったため、僅か1か月半で姿を消したとのこと。
これは、その検討模型。
メリーポールの左右には、絵画の展示。
下のアトリエには絵がぎっしりと収納されていたが、ときどき展示品を交換しているのだろうか。
隣の部屋には、小型の造形。
下に敷かれているスカーフも、岡本太郎デザイン。
長さ1m以上の作品が床に横たわっている。
作品名を見ると、”恋人”。
何となくわかるような気がする。
見慣れた”太陽の塔”。
万博後閉鎖されていたが、修復を終え、最近再開したとのニュースを見た。
中の生命の樹は人類の歴史を綴っている。
本当にこんな格好で製作したのだろうか。
”豊穣の神話”、1971年。
メキシコの実業家に依頼され、彼のホテルのために制作された巨大な壁画、”明日の神話”の続きの原画。
ホテル建設が頓挫したので実現に至らなかった作品。
”明日の神話”はメキシコで朽ち果てるところを救い出され、渋谷に移設されたのは有名な話し。
渋谷マークシティの京王井の頭線とJRの連絡通路で観ることが出来る。
階段を下ろうとすると、踊り場の岡本太郎さんが何かを語りかけてくれる。
外に出て、庭の作品群も鑑賞。
何か視線を感じたので上を見ると、二階から太陽の塔が下を見下ろしている。
この作品は、川崎市の岡本太郎美術館にある、”母の塔”。
本物は巨大だ。
これは、名古屋北区の久国寺にある、梵鐘 歓喜の小型レプリカ。
庭には芭蕉の樹がいっぱい植えられ、その中に作品が点在する。
いったい幾つの作品が収められているのだろうか。
暗い夜にこんな顔がぱっと浮き出たら怖そうだ。
この像は地震が来ても大丈夫なのだろうかと思ってしまう。
先日観た「ジュラシックワールド/炎の王国」を思い出してしまった。
岡本太郎記念館を存分に楽しんだあとは、次の目的地に向かう。
表参道/南青山のちぃ散歩は続きます。