今年三月に茅場町から神楽坂に移転したジビエ料理のお店、『ニコ・チェルシー』を友人たちと訪問した。
神楽坂と言っても、神楽坂通り(早稲田通り)からはかなり遠い。
でも、神楽坂の楽しみは細い裏路地散策にもあるのだ。
民家を改造した一軒家が、ジビエの名店、『ニコ・チェルシー』。
ジビエ料理というより、マタギ料理といった方が感じが出るかも知れない。
店内には、ワイン樽のテーブルが三つ。
そして厨房を囲むカウンター席。
彼女と二人の時はこのカウンター席を利用しているが、今夜は四人なので奧の個室を利用。
茅場町にあった鹿の剥製が見当たらないので聞いたところ、二階への階段の壁にあるとのこと。
階段を上り下りする客を、上からしっかり監視している。
ここではワインをセラーで選んで飲むことが出来る。
実際にはセラーというより、エアコンが効いた納戸。
何故かセラーの中にも熊の頭。
みんなでセラーを覗き、最初のワインをどれにするか選ぶ。
ワインが決まり、乾杯。
今夜のメンバーは、azabu-lifeさん、Jellyさん、りりかさん、そして私。
選んだワインは、てぐみ、デラウェア、2017年。
京都府の京丹波町にある丹波ワインが造る、無濾過発泡性ワイン。
フレッシュな果実味を持ちながら、綺麗な辛口に仕上がっている。
鹿と胡桃のポテサラ。
ここの料理は前菜と言えども、何かしらのジビエ肉が入っている。
兎と根セロリのコールスロー。
セロリ、根セロリ、ホワイトセロリが使われている。
自家製パン。
タルタルやリエットを乗せて食べると美味い。
蝦夷鹿もも肉のタルタル。
ここの人気メニュー。
生のように見えるが、真空調理されている。
猪のスティックメンチ。
これも必ず頼む定番メニュー。
白ワインは、私が持ち込んだもの。
ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス、ブルゴーニュ、シャルドネ、ラ・ヴィニュ、2016年。
ブシャールは1731年創業の名門で、ブルゴーニュに130haの畑を有する大手ドメーヌ。
ブシャールのワインは優しい自然な果実味が持ち味。
柑橘系の爽やかな香り、果実味と酸味、ミネラルのバランスが良い。
たっぷりの前菜を食べた後は、今夜のジビエを選ぶことにしよう。
友人達と過ごす神楽坂の『ニコ・チェルシー』での楽しい夜は続きます。