今夜は彼女と何時ものフレンチ、ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

今夜は彼女と銀座の何時ものフレンチで待ち合わせ。

 

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マロニエゲートギンザ1のこの時期の飾りは、金魚。

この金魚、巨大なので可愛いというより結構迫力がある。

 

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エントランスをくぐると、エレベーターホールにも夏の飾り付け。

 

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10階でエレベーターを降りると、すぐ目の前は何時のもフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ』。

あれ、レセプションが真っ暗。

時計を見ると、開店時間前。

 

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仕方が無いので、開店まで『ポール・ボキューズ』の解説文を呼んで待つ。

 

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スタッフが現れ、「あ、高原様。お待たせして済みません」と店内に案内してくれる。

この大理石の床を通るのは、今年13回目。

 

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当然のことだが、店内に他に客の姿は無い。

でも、1時間もするとほとんどのテーブルが埋まってしまう。

 

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待ち合わせ時間までの20分間は、ソムリエの大友さんがワイン談義で付き合ってくれる。

 

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彼女が到着し、席を立って迎える。

大友さんが、彼女が好きな泡をさっとグラスに注いでくれる。

ここでの何時もの儀式。

 

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注いでくれたワインは、ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、グラン・キュヴェ、ブリュット、ロゼ。

ブルゴーニュのクレマンの元祖であり、第一人者のヴーヴ・アンバルが造るブリュット、ロゼは美味い。

シャルドネ主体で、ピノ・ノワールとガメイが加えられている。

 

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前菜は、スモークサーモンのコンフィ、自家製ピクルス、爽やかなフロマージュブランを添えて。

 

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スモークサーモンを低温の油で煮ることにより、生の食感を残した素晴らしいサーモンに仕上がっている。

フロマージュブランと良く合って美味い。

 

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サーモンピンクとロゼのクレマンの色がシンクロして美しい。

「サーモンにこんな調理法があるのね。このサーモン大好き。アンバルのロゼと合って美味しいわね」と彼女の評価も高い。

 

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白ワインも彼女が好きな銘柄。

アルザスのトリンバックが造る、リースリング、キュヴェ、パルティキュリエール、2011年。

トリンバックは1626年創業で、現当主が13代目という家族経営を続ける名門。

トリンバックのワインの評価は高く、フランスの三ツ星レストラン27店の全てでオンリストされている。

 

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モスグリーンの淡い黄色。

グレープフルーツやレモンの柑橘系の香り。

口に含むと活き活きとした果実味、爽やかな酸。

素晴らしいバランスの辛口のリースリングだ。

 

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魚料理は、真鯛と小海老のアンサンブル、彩りプティサラダ、軽やかなソースベルモット。

料理を縁取るのは、ほうれん草のピューレ。

 

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シャルトリューズの泡が掛けられている。

最近、星野シェフは泡を使うことが多い。

真鯛の回りには、北海道産の10種類のミニトマトが散りばめられている。

 

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真鯛を切り開くと、中には海老のすり身。

海老の身を叩き潰し、鯛に挟んでいるのだそうだ。

バラエティーに富んだ味わいで美味い。

 

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バゲットも美味しいのでお代わりしてしまう。

フランスで作られた生地を冷凍で輸入し、ここで焼いている。

何時ものフレンチ、銀座の『ブラッスリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。