三田のスパニッシュ、『カサ・デ・マチャ』で茶目子さんと過ごす楽しい夜の続き。
カヴァのボトルを飲み干すと、アメブロの「iViva ワイン!」のaltamiraさんが取り扱うワインを出してもらう。
カスティーリャ・イ・レオン州のボデガス・カスト・ペケーニョが造る、キンタ・イノハル、テンプラニーリョ、2014年。
いわゆるキンタぐるぐるの赤である。
これは予想以上に美味い。
熟したカシスやプラムのニュアンス。
2014年とまだ若いが、尖った荒々しさはなく、充分にこなれていてタンニンも円やか。
ぶどうはテンプラニーリョ100%で、アルコール度数は14.5%と高め。
メイン料理は、カチョッポ。
チーズ入りの、マッシュルームソースの牛カツ。
これはアストゥリアス料理なのだそうだ。
アストゥリアスは、スペイン北部の海に面した小さな州である。
牛カツの中には、チーズと濃厚なマッシュルームソ-スがたっぷり。
強い赤ワインにも負けない美味しさ。
暑さで喉が渇いた状態でカヴァをがぶ飲みし、アルコール度数の高い強い赤ワインを飲んだせいか、茶目子さんとの会話は盛り上がったが、何を話したかは記憶に無い。
でも、きっと賑やかだったと思う。
〆は、名物のパコおじさんのパエリア。
魚介味が濃厚な、マラガ風パエリアである。
マラガは、スペイン南端のアンダルシア州にある県で、地中海を挟んでアフリカ大陸に面している。
白いアリオリソースとレモンが一緒に出される。
取り分けるのは私の役目。
これだけは何時も慣れている。
アリオリソースをのせ、レモンを絞り掛けて食べる。
最高に美味い。
満腹満足で、Takiさんとお店のスタッフにお礼を述べて店をあとにする。
実は今夜は、もう一軒行きたいお店があるのだ。
来た時には逆光で輪郭が消えて見えた東京タワーが、夜は七色のダイヤモンドヴェールに輝いている。
向かった先は、『串カツ田中』。
以前茶目子さんのブログで拝見し、是非一度連れて行ってもらいたかったのだ。
代官山の六角亭や新橋にあった五味八珍など、串揚げの店には行ったことがあるが、大阪発祥の串カツの店に行くのは初めて。
これが二度づけ禁止のソースなのか。
もっと濃厚なのかと思っていたが、意外とさらさら系。
プレモル、香るエールで乾杯。
香るエールは美味しいので好きだ。
5品盛りに、茶目子さんお薦めの紅しょうがを追加。
5品盛りは、アスパラ、串カツ牛、串カツ豚、レンコン、玉ネギ。
茶目子さんはお腹がいっぱいとのことで、ほとんど私が食べたような気がする。
名物(だそうだ)のチンチロリンで運試し。
私は奇数が出たので、ジムビームハイボールのメガジョッキにグレードアップ。
続いて茶目子さんのチンチロリンは、なんとぞろ目。
サントリー角サワーを無料でゲット。
この後は記憶が途切れがちだが、ちゃんとお会計を済ませ、田町駅で茶目子さんを見送り、三田駅で電車に乗って無事帰宅。
三田での楽しい夜でした。