西麻布のフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で開催された、「イル・ド・フランス料理の会」に彼女と共に参加した。
六本木で車に乗り、西麻布のお店の前で降りる。
エントランスを抜け、白大理石の階段を上り、二階のレセプションに向かう。
何時もの母子像と天使の像が迎えてくれる。
この階段を上った回数は、数限りない。
何度訪れても、この階段を上ると、今夜の料理への期待感がどんどん膨らむ。
レセプションで坂元支配人に迎えられると、レトロなエレベーターで三階のメインダイニングに進む。
広いダイニング・ルームには、ゆったりとテーブルが配置されている。
今夜のテーブルセッティング。
今夜のディナーのテーマは、”イル・ド・フランス”。
イル・ド・フランスはパリを中心とした地域圏で、海に面していない。
このイル・ド・フランスの郷土料理を楽しむ会なのだ。
テーブルの上には、フランスの小物が置かれている。
暖かなバゲットが届く。
何時ものディナーの時とはパンも違っているのが面白い。
そう言えば、バターも何時ものとは違っている。
最初のワインは、ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。
ヴーヴ・アンバルは、クレマン・ド・ブルゴーニュの元祖と言えるクレマン専業メゾン。
細かで勢いのある泡立ち。
ヴーヴ・アンバルは数限りなく飲んでいるが、このミレジムは本当に美味しい。
シャルドネ主体で、アリゴテが加えられている。
前菜は二人分の盛り合わせで届いた。
グリンピースのスープ。
旨味が詰まったクリーミーなスープが素晴らしい。
赤パプリカのムース。
イル・ド・フランスの郷土料理なのだそうだ。
舌平目のグージョネット。
本来は淡水魚に衣を付けて揚げる料理だが、今夜は舌平目が使われている。
サラダグルマンディーズ。
グルマンディーズと言うだけあって、具沢山のサラダだ。
これは二人分。
私が取り分ける。
西麻布の大好きなフレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。