先月のこと、彼女と広尾で待ち合わせ。
メキシカンの名店、『サルシータ』に彼女を連れて行くのだ。
でもその前に、アペロ。
向かった先は、『エノテカ広尾本店』。
以前は二階に系列のレストラン、『セパージュ』があってのでよく来ていたが、レストランが閉じてからはここに来る回数はぐっと減ってしまった。
溜息の出るワイン達。
ここはボルドー。
奧はブルゴーニュ。
若い頃に初めてシャトー・アンジェリュスを飲んだのも、ドルーアン・ラローズのシャンベルタンを飲んだのもここ(正確には二階の『セパージュ』)だった。
試飲コーナーでワインを選び、こちらのソファーに席を取る。
選んだワインは、新発売となったイル・ボッロのロゼ。
ロゼ・デル・ボッロ、2017年。
イル・ボッロは、サルヴァトーレ・フェラガモ・ファミリーが手掛けるトスカーナのワイナリー。
ラズベリー、ストロベリーの香り、フレッシュな果実味。
品の良い辛口だ。
ぶどうはサンジョヴェーゼ100%。
ショートマセラシオンのあと、ステンレスタンクで低温発酵。
シュールリーで約2カ月間熟成させ、ボトリングされている。
ワインのお供は、オリーブ。
さて、予約時間になったので、『サルシータ』に向かうことにする。
ここがメキシカンの名店、『サルシータ』。
ショーコさんに連れてきていただいて、すっかりファンになってしまった。
開店とほぼ同時に入店したが、既に先客が二組。
30分後には満席となってしまった。
「孤独のグルメ」で取りあげられて以来、予約至難の店となってしまった。
幸い、私は放映前に予約しておいたので、難なく席を確保できた。
ここで飲みたいのは、フローズンマルガリータ。
テキーラがたっぷり使われているのでとても美味いのだ。
最初に注文したのは、ソぺス。
トウモロコシのパンの上に、色々な具材を載せたメキシコ風カナッペ。
豆のペースト、レタス、チキン、カッテージチーズ、トマトなどがたっぷり載っている。
壁際に置かれた三種類のソースから、チョルーラ・ホットソースを選択。
少し振り掛けると一層美味しくなる。
続いて、クレオールサラダ。
アボカド、トマト、サヤインゲン、レタス、タマネギ、玉子、オリーブがたっぷり。
取り分けるのは私の役目。
「アボカドがいっぱい入っているのが嬉しいわね」と彼女。
広尾のメキシカンの名店、『サルシータ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。