広尾のメキシカンの名店、『サルシータ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
ここを最初に知ったのは、サフランさんのブログ。
そしてショーコさんに初めて連れて行っていただいた。
『サルシータ』の入り口近くには、「死者の日」の人形が飾られている。
メキシコを中心に、ラテンアメリカ諸国では11月1日と2日を「死者の日」として祝祭が行われる。
11月1日は子供の魂が、2日には大人の魂が戻る日とされている。
この人形を見ると、最近のディズニー映画、「リメンバーミー」を思い出す。
天才的なギター演奏の才能を持つ少年、ミゲルが死者の国に迷い込む物語。
この映画は、まさにメキシコの「死者の日」を題材としているのだ。
飲み物は、フローズンマルガリータのライム味をお代わり。
彼女曰く、「こんなに美味しいフローズンマルガリータは初めて」とのこと。
チョリソのケソ・フンディード。
溶けた熱々のモンテレイジャックチーズの上には、炒めた自家製チョリソとチポトレ(燻製唐辛子)が載せられている。
トルティーヤが二枚付いている。
トルティーヤでケソ・フンディードを巻いて食べると、最高に美味。
トルティーヤは二枚では足りないが、食べ過ぎるとお腹がいっぱいになってしまうので、追加は頼まないことにする。
カマロネス・ドン・フリオ。
タコスを食べない訳にはいかない。
ポーク・カルニータスを注文。
三種類のサルサが付いてくる。
サルサをたっぷり載せて食べると、幸せ。
彼女の飲み物のお代わりは、パトロン・パーフェクト・マルガリータ。
プレミアム・テキーラのパトロンを使って作られた、プレミアム・マルガリータだ。
私のお代わりは、フローズン・ギムレット。
ここで何故ジンかは自分でも不思議だが、飲みたくなったのだ。
〆は、鶏肉のモレ・ポプラーノ。
鶏は、岩手県のいわい鶏。
この取り分けには苦労したが、まあ合格点と言って良いだろう。
メキシコのチョコレートソースは、私の大好物。
特に『サルシータ』のソースは素晴らしい。
四種類の唐辛子、ドライフルーツ、ナッツをベースにチョコレートを加えたソースなのだ。
トレスレチェスケーキ。
ここに来たら必ず食べるべき、”三つのミルク”という名前の、メキシコを代表するケーキだ。
「美味しかったわ。ありがとう。貴方が言う通り、今まで食べた中で一番美味しいメキシカンね」と彼女。
「食べていないメニューがまだいっぱいあるから、また来ようね」と私。
お店を出ると、広尾駅に向かう。
すると、『神戸屋』の明りが輝いている。
「ねえ、サンドイッチ買って」と彼女。
サンドイッチとパンを何個か購入。
『サルシータ』の帰りにサンドイッチを買ってしまうショーコさんの気持ちが良くわかった。
彼女と過ごす広尾の夜は楽しく更けていきました。