「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」(古今和歌集、藤原敏行)とはいうものの、目にもさやかに見えるようになった。
毎年この時期になるとウォーキングのついでに観に行くススキがある。
紫の穂が美しいこのススキである。
裏側から見ると、一層色が鮮やかに見える。
高さが3mほどもあるので見上げるようにして写真を撮る。
そのため晴れた日は陽光を受け、色が上手く出ない。
そこで曇りの日を選んで訪れ、手を上に差し伸ばして撮影。
南米原産の珍しいススキだそうで、この一株しか見たことが無い。
参考までに近くに生えている普通のススキも撮影。
このススキも高さが3mほどもあり立派だ。
ススキの穂に秋を”見た”ウォーキングでした。
今夜は、素敵な方からいただいたワインを抜栓。
ドイツ、ファルツ地方のペーター&ペーター、ピノ・ノワール、トロッケン、2014年。
ドイツの大手ワインメーカー、ジンマーマンの製品。
神の雫、最終章(マリアージュ)3巻に掲載されたことで有名になったワイン。
面白いのは、ドイツ・ワインであるのに、品種名がピノ・ノワールと表記されていること。
ドイツ語なら、シュペートブルグンダーと表記されるはず。
これは輸出を意識し、世界で通用するピノ・ノワールの名前を使用しているのだろうか。
そう言えば、ドイツのピノ・ノワールの最大・最高の生産者、フリードリッヒ・ベッカーは、ピノ・ノワールとシュペートブルグンダーの両方の名前のワインを販売している。
一方で、ワイン名のペーターはペテロのドイツ名。
フランス語ならピエール(イタリア語ならピエトロ)。
シュペートブルグンダーは、シュペート=遅い、ブルグンダーはブルゴーニュの、という意味。
つまり、ブルゴーニュの晩熟のぶどうという意味で、ピノ・ノワールを指している。
ファルツ地方はラインヘッセンに次いでドイツで二番目に大きなワイン生産地。
フランス、アルザス地方に隣接し、ドイツでは一番温暖な地域で、赤ワインに関してはドイツ最大の生産地。
色合いは淡いルビー色。
ストロベリー、フランボワーズ、レッドチェリーの香り。
タンニンは優しく、仄かな樽香も心地良い。
薄旨系ピノといったところか。
美味しいドイツのピノ・ノワールを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。










