5月19日のこと、今年も「塩尻ワイナリーフェスタ」に参加。
チケットの発売開始後、瞬時に販売終了となってしまう超人気のフェスタだ。
朝7時新宿発のスーパーあずさ1号で塩尻に向かう。
ご一緒するのは、chinatsuさんとPEDROさん。
スーパーあずさが発車すると、早速泡を抜栓。
まだ午前7時ちょっと過ぎ、ポンという抜栓音に他の席の皆さんが驚いてこちらに目を向ける。
でも、朝のスパークリングは美味い。
私が持ち込んだスパークリングは、ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。
私のブログに頻繁に登場する、大好きなクレマンだ。
朝食は、chinatsuさんとPEDROさんが用意してくれた。
chinatsuさんの蕎麦鮨もキャロットラペもホタテのチーズ焼きもポテサラも美味しい。
キャロットラペにはクミンシードが入っている。
この蕎麦鮨は、しづちゃんのレシピなのだそうだ。
これもchinatsuさんの野菜のチーズ焼き。
クレマンがどんどん進む。
これはPEDROさんのオリーブ。
味付けが素晴らしい。
詳しく説明を聞いたが、飲んだ後には記憶から全て流れ去ってしまった。
PEDROさん、ごめんなさい。
これもPEDROさんの茹で豚。
下には、ルッコラ。
シンプルに塩で食べると美味。
使っているのはサル・デ・イビザ、スペイン、イビザ島の海塩。
ミネラル感が素晴らしく、塩だけ食べても美味い。
二本目も私が持ち込んだ白。
お二人に食べてもらえるほどの料理の腕が無いので、せめてワインで貢献。
ルイ・ラトゥール、アルディッシュ、シャルドネ、2015年。
良く冷やし保冷材を詰めて持ってきたので温度もよく、美味い。
飲んでばかりいると酔ってしまうので、PEDROさんお手製のサンドイッチもお腹に入れる。
〆はPEDROさんお得意のカレー。
濃厚な牛筋カレー。
エスニックな・・・、何かのカレー。
朝カレーは脳の活性化に良い。
でも朝から飲んでいると、記憶力は極度に低下。
付け合わせもユニークで美味い。
食後は、PEDROさんからの素晴らしいワイン。
塩尻の一番新しいワイナリー、いにしえの里葡萄酒の、ナイアガラ、ほのか、2017年。
2017年はファースト・ヴィンテージ。
上品なぶどうの自然な甘みが素晴らしい。
城戸さんの友人が始めたワイナリーで、昨年のフェスタでもKidoワイナリーの庭にブースを設けていたことを思い出す。
いよいよ塩尻に到着。
駅にはフェスタの大きな垂れ幕。
列車から吐き出された多くの人が、速足で会場に向かう。
早朝に家を出た時には、まだ雨が降っていた。
塩尻に着くと、こんな青空。
しづちゃんのテルテル坊主が効いたようだ。
この白いテントが受付会場。
その右奥には駅前広場ワインステーションが広がる。
チケットと引き換えに、この大きな袋が渡される。
袋の中には、フェスタの案内パンフレット。
10か所の参加ワイナリーが紹介されている。
アルプスワイン、井筒ワイン、Kidoワイナリー、サントリー塩尻ワイナリー、サンサンワイナリー、JA塩尻市ワイナリー、信濃ワイン、シャトー・メルシャン、林農園(五一ワイン)、塩尻志学館高等学校の10ヶ所。
このワッペンを付けていると、ワイナリーを巡る無料バスを利用でき、各ワイナリーで無料試飲を楽しむことができる。
そしてこの袋を首からぶら下げる。
袋の中には、この無料試飲用のグラスを入れて持ち歩くのだ。
このグラスは毎年色が変わる。
グラスに漆で着色した珍しいワイングラスなのだ。
急いでタクシーに乗って向かったのは、Kidoワイナリー。
残念ながら、Kidoワイナリーは無料バスルートから外れている。
ワイナリー前には、長蛇の列。
ここだけは有料試飲しかないが、入手困難なKidoワインを飲むことができるので、大人気なのだ。
ワイナリーのシンボルの白樺の樹は、今年は一層大きく成長している。
白樺の木陰にレジャーシートを敷き場所を確保すると、列に並ぶ。
PEDROさんとchinatsuさんに順番待ちをお願いし、私はちゃっかり畑のぶどうの新芽を撮影。
今回の有料試飲は三種類。
しづちゃんに挨拶し、ワインを注いでもらう。
一番忙しい時間に来てしまったので、ゆっくり話す暇もない。
プライベート・リザーヴ、ピノ・グリ、2016年。
プライベート・リザーヴ、シャルドネ、2016年。
プライベート・リザーヴ、キュヴェ・アカリ、2014年。
抽選販売でしか購入できない素晴らしいワインを飲むことが出来、幸せ。
白樺の木陰で乾杯。
最初は、ピノ・グリ。
豊かな果実味を持ち、2016年とは思えない素晴らしい熟成感。
良いぶどうを用い、丁寧に発酵、熟成された上質のピノ・グリだ。
おつまみは、私が持参したチーズ。
モッツアレラとミニトマト、ブリー、オリーブのクリームチーズとポルチーニのクリームチーズ。
上を見上げると、白樺の新緑が美しい。
ここで、Mr.vinさんが到着。
4人で乾杯。
シャルドネは樽の効きが素晴らしく、重厚な果実味と熟成感を持つ。
キュヴェ・アカリは、ぶどうの果実味と繊細なタンニンを持つ、上品な仕上がり。
キュヴェ・アカリのぶどうは、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン。
Kidoワイナリーの庭には、いにしえの里葡萄酒のテントもある。
今回試飲できるのは、ファースト・ヴィンテージのメルロー、乾坤一擲、2017年。
さっそく試飲。
半年前に購入し飲まれたvinさんによると、半年の熟成を経てバランスが良くなったとのこと。
将来が楽しみな新しいワイナリーだ。
「塩尻ワイナリーフェスタ」の楽しい一日は続きます。