今日は彼女と池袋で待ち合わせ。
でもその前にワインが入ったキャリーケースを『メトロポリタン東京』に届けておく。
ここには毎月のように来ているので、すっかり得意客になってしまった。
初夏になり、ホテル前の植栽の緑も濃くなっている。
チェックインを済ませると、急いで待ち合わせ場所に向かう。
彼女とはカルディで待ち合わせ。
先に着いたとメッセージが来たので、写真も慌てて撮影。
ピンボケになってしまった。
彼女の買い物かごを受け取り、支払いを済ませると次の店に移動。
ポンパドウルでパンを購入。
私がドゥリーブルをトレーに乗せると、彼女がクロワッサンとアーモンドラスクを追加で乗せる。
何時食べるつもりなのだろう。
次に向かったのは、お気に入りのアジアン・サラダ。
料理のレパートリーが広く、次々新しいメニューが出るのが嬉しい。
結局ここで一番沢山購入。
ナトスも外せない。
彼女が新しいメニューを発見し、購入。
定番のキッシュも忘れずに購入。
そして柿安ダイニング。
ローストビーフは、ここに勝るものはない。
そしてヴィタメール。
前回はこれを食べたね、今回は何にしよう、と相談しながら選択。
彼女が好きなシュートリュフショコラも購入。
急いでホテルに戻るとルームサービスで、ワインクーラー、シャンパーニュ・グラス、取り皿、カトラリーを部屋に届けてもらう。
ブルゴーニュ・グラスは私が持参している。
今日も好い天気だ。
ホテルの高層階からの眺めも上々。
「ねえ、今日のシャンパーニュは何なの」と、彼女は部屋に入るとすぐにシャンパーニュを飲みたがる。
「アンリ・ジローのエスプリ・ブリュット・ナチュールだよ」と私。
「アンリ・ジロー大好き。ありがとう」
彼女はブラン・ド・ノワールが好きなので、アイ村のシャンパーニュが好みなのだ。
私が、部屋に届いたアイスバケットやシャンパーニュ・グラスを準備している間、彼女は箱に書かれた説明書きを読んでいる。
「ワインについて書かれたフランス語は難解ね」と彼女。
「ちょっと見せて」、と説明書きを和訳する。
フランス語が出来ない私が和訳したので、彼女はびっくり。
彼女が読んでいたフランス語の反対側には、英語の説明書きが付いていたのだ。
エスプリ・ブリュット・ナチュールは、アンリ・ジローのベーシック・ライン。
セパージュは、ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%で、リザーブ・ワインが50%も使われている。
細かな勢いのある泡立ち。
濃い輝く黄金色。
熟した洋梨や白桃の香り。
素晴らしい熟成感、綺麗な酸とミネラル、飲み進むうちに蜂蜜や炒ったアーモンド、バニラのニュアンスが現れる。
「美味しい。アンリ・ジローのこのワインは初めてね」と彼女。
「昨年10月に、白金高輪のラ・クープ・ドールで一緒に飲んだよ」と私。
「貴方の記憶力には何時も驚かされるわ」と彼女。
『メトロポリタン東京』で彼女と過ごす楽しい夜の始まりです。