彼女と銀座でお買い物の後は、何時ものフレンチでディナー。
今日はちょっと遅いディナーのスタート。
有楽町マルイからマロニエゲートに向かう。
東京交通会館の向こうには、東京駅八重洲側の再開発ビルが明るく輝く。
マロニエゲート1の明るく見える10階~12階がレストラン階。
この10階に何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座』が入っている。
マロニエゲート1の周りには紫のIED電球。
1階に入っているのは、『ユナイテッド・アローズ』。
10階の店に到着。
馴染みのスタッフに迎えられ、店内のテーブルに案内される。
今夜はまだ客の数が少ない。
何時もの見慣れた景色。
窓の外には、有楽町マルイ、東急プラザ銀座、そしてそのずっと先に東京タワー。
オープンキッチンの中では、星野料理長の指揮のもと、料理人たちが準備に忙しい。
星野シェフと目が合い、挨拶を交わす。
さて、今夜はどんな料理に出会えるか楽しみだ。
数えてみると、今年ここに来るのはもう8度目だ。
竹内支配人が挨拶に来られる。
4月から支配人が山辺さんから竹内さんに交代している。
ソムリエの大友さんが今夜のアペリティフを届けてくれる。
フランボワーズのピューレと野イチゴのリキュールをクレマンで割った爽やかなカクテル。
使われているクレマンは、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。
野イチゴのリキュールは、G.E.マスネのクレーム・ド・フレーズ・デ・ボア。
G.E.マスネは1870年創業のオー・ド・ヴィとクレームを造る名門。
鶏胸肉のメダイヨン、コンソメのジュレ、グリーンアスパラガスのクーリー、オレンジ風味のサラダ添え。
鶏胸肉の中には、フォアグラのテリーヌ、シャンピニオン、鶏のムースが詰められている。
オレンジに合わせている野菜は、アンディーブ(チコリ)。
バゲットは、前回から新しいものに変わった。
これもフランスから生地を冷凍で輸入し、ここで焼いている。
白ワインは、好きな銘柄。
コート・シャロネーズのクローディ・ジョバールが造る、リュリー、モンターニュ・ラ・フォリ、2009年。
リュリーに本拠地を置くクローディ・ジョバールは好きな造り手。
注目の女流醸造家であり、自らのドメーヌを率いながら、ブルゴーニュの名門ネゴシアン、ルモワスネの醸造責任者を務める。
素晴らしい熟成感。
豊かな果実味、熟したアプリコット、炒ったナッツ、ハチミツ、ブリオッシュのニュアンス。
強いミネラル感を持ち、樽香も心地良い。
舌平目のア・ラ・ヴァプール、季節野菜と茸のエチュベ、アサリとトマトのローストと共に。
イタリアのショートパスタ、ファルファッレが添えられている。
季節野菜の種類も多く、楽しい演出。
身が厚く、大きな舌平目だ。
ソースは、アサリのジュのソース。
何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。