神楽坂の大好きなスパニッシュ、『エスタシオン』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
泡、白をグラスで飲んだあとは、もう一杯白をグラスで飲むことに。
野堀シェフのお奨めは、ガリシア州リベイロでボデガス・アントニオ・モンテロが造る、コジェイタ、2017年。
面白いエチケットだ。
パッと見にはコアラがワインを飲んでいるようにも見えるが、よく見ると二人の人物が重なっているようだ。
2017年と若いが、色合いは結構濃い。
リンゴや洋梨の香りを持ち、酸があるので爽やかな印象。
ぶどうを聞くと、バロミノ50%、トレイシャドゥーラ50%。
バロミノはシェリーの主要品種なので知っているが、トレイシャドゥーラは初めて飲む品種。
ホタルイカと野菜のプランチャ、イカスミソース。
カリッと焼かれたホタルイカが香ばしくて美味い。
赤ワインは、前回はリオハのテンプラニーリョのレゼルヴだったので、今夜は違うぶどうのワインをお願いした。
野堀シェフが4本のボトルを取り出し、説明してくれる。
その中から選んだワインは、カスティーリャ・イ・レオン州のピエルソでラウル・ペレスが造る、ウルトレイア、サン・ジャック、2015年。
ラウル・ペレスは天才醸造家と呼ばれ、彼のワインは入手困難。
このウルトレイア、サン・ジャックは、神の雫、#381に登場している。
サン・ジャックとは聖ヤコブのこと。
そしてウルトレイアは巡礼者に掛ける言葉で、”もっと前へ”という意味。
2015年は熟成が進み、飲み頃なのだそうだ。
プルーン、カシス、ブラックベリーやダークチェリーのニュアンス。
スミレや薔薇も感じる。
ぶどうはメンシア100%。
メンシアの樹齢は、80~90年という古木。
人気のワインを飲むことが出来て、今夜はハッピー。
肉料理に合わせ、ナイフが取り換えられる。
このナイフは、フランスのオピネルのアウトドア・シリーズ。
ネックの金属の輪をくるっと回し、切れ目を刃の下に合わせると、刃を柄に収めることができる。
彼女に見せると、「凄い、貴方は本当にいろんなことをよく知っているわね」とお褒めの言葉。
仔羊のアサード、ブルーチーズソース。
火入れが素晴らしい。
口に含むと、しっかりとしたラムの旨味を持ちながら、肉はとても柔らかい。
野堀シェフが目の前で調理しているので、他の客が注文した料理も観ることが出来る。
次は米料理のアロスを頼もうと思っていたが、調理されている豚肉を見て、彼女が食べたいと言い出した。
そこで、今夜は肉のダブル・メインとすることに。
松坂豚のロモ・デ・オルサ。
肉の断面は、ほんのり桜色。
旨味が凝縮されていて美味い。
添えられているのは、蕗味噌。
春を感じる一品。
「デザートは?」と聞くと、「今夜はもうお腹いっぱい」と彼女。
何時もは”デザートは別腹”なのに、これは珍しい。
オーナーシェフの、野堀貴則さん。
今夜も美味しかったです。
次回も楽しみにしています。
シェフに見送られて店を出ると、神楽坂(早稲田通り)に向かう。
神楽坂を下り、ファミリーマートの前に来ると、「ねえ、アイスクリームを食べましょうよ」と彼女。
やはり食後のスイーツ無しには終わらないということだ。
彼女に好きなアイスクリームを選んでもらい、私はコーヒーを購入するためにレジで待つ。
「はい、貴方が好きなハーゲンダッツの華もちシリーズ」と彼女。
彼女は桜あん、私は栗あずき。
このシリーズは美味しくて好きだ。
お供はファミマ・カフェ。
コンビニのコーヒーも結構美味い。
彼女と過ごす神楽坂の夜は楽しく更けていきました。
















