六本木で映画鑑賞「シェイプ・オブ・ウォーター」& ビストロ・シャンパーニュ・トレゾール、西麻布 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

先日のディナー会でのこと、茶目子さんと「シェイプ・オブ・ウォーター」を観に行こうということに。

 

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そこで六本木で待ち合わせ。

目指すは六本木ヒルズの、TOHOシネマズ六本木。

でもその前に、ランチ。

 

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向かった先は、西麻布のシャンパーニュのお店、『ビストロ・シャンパーニュ・トレゾール』。

小山久美子さんやmayuさんがよく行かれているお店である。

 

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ドアを入ったエントランス・ホールには、ピペ・エドシックのディスプレイ。

反対側にはクリュッグのマグナムが飾られている。

 

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店内の壁には、フランスの様々なポスター。

 

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天井に近い棚の上には、シャンパーニュ各メゾンのアイスバケットが飾られている。

 

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早速シャンパーニュで乾杯。

ランチタイムのグラス・シャンパーニュは、リシャール・シュルランが造る、エドモンド・シュルラン、ブリュット。

エドモンド・シュルランは、リシャール・シュルランのネゴシアン・ブランド。

 

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活き活きとした酸と爽やかな果実香。

その後から黒ぶどうの重厚さが顔を出す。

ぶどうはリュット・レゾネで栽培され、セパージュはピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。

このシャンパーニュは昨年夏に神楽坂の人気のモダン・シノワ、『エンジン』で飲んで以来だ。

 

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小さな前菜は、キッシュ。

シャンパーニュにとても良く合う。

皿はここのオリジナル。

1月から12月まで、フランス語で月名が書かれている。

 

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『食パン工房 ラミ』の食パン。

軽くトーストした食パンが美味しいので、お代わりしてたっぷりいただく。

『食パン工房 ラミ』は大阪のお店のはず。

そう言えば、このお店も本店は大阪だった。

 

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茶目子さんが選んだパスタは、牛肉のラグーソース 自家製手打ちパスタ。

 

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私が選んだパスタは、バジルとモッツァレラチーズのトマトソース。

見た目以上に量がある。

 

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パスタに合わせたワインは、ドメーヌ・ド・フォス・ディオンヌ、ブルゴーニュ、ピノ・ノワール、2016年。

20代後半の当主が2012年に設立した新しいドメーヌ。

 

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抜栓されて時間が経っているようで、充分に開いている。

ベリー系の香り、柔らかな果実味。

タンニンも滑らかで、2016年でも充分に美味しく飲むことが出来る。

 

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メイン料理は、二人とも三元豚ロース肉のロースト。

 

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この三元豚、柔らかく旨味が詰まっている。

 

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紫大根なのだそうだ。

シェフと、最近の色々な大根の話で盛り上がる。

 

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菜の花。

季節感があって嬉しくなる。

 

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メインのお供は、ルイ・ジャド、ブルゴーニュ・ルージュ、クーヴァン・デ・ジャコバン、2014年。

ルイ・ジャドは1859年設立の名門。

ブルゴーニュ全土に210haの自社畑を保有し、その畑から選んだぶどうでこのワインが造られている。

 

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このボトルは開けられてすぐに出された。

一口飲んで、あれ?

後味に刺すような苦み。

ひょっとして軽いブショネ?

それにしても温度が低い。

お店の方に話を聞くと、セラーの温度をシャンパーニュ用に10℃に設定していて、このボトルはそこから出されたばかりとのこと。

手でグラスを暖めていると、ブラック・チェリーやフランボワーズの香りが出てきて苦みも消え、美味いピノ・ノワールが姿を現した。

 

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それにしても、ランチにしては食べ過ぎ飲み過ぎ。

六本木ヒルズに戻ると、上映時間まで余裕があるので、ヒルズを散歩。

『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』の前には列が出来ている。

あ、そう言えば今日はホワイト・デー。

 

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私は既に彼女にホワイト・デーのお返しを済ませているので、今日はバタバタする必要は無い。

ウエストウォークをぶらぶら。

 

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けやき坂も散策。

ケンゾー・エステートやエノテカがあるのも楽しい。

お友達の誕生日のお祝いを探す茶目子さんの買い物にもお付き合い。

 

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時間になったので、TOHOシネマズ六本木に向かう。

 

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冬はこのウォーターウォールが寒く感じるが、今日は暖かいので爽やかに感じることができる。

 

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おや、来月はジュマンジが封切されるようだ。

 

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お腹がいっぱいなので、大好きなポップコーンは封印。

コカコーラゼロを片手にスクリーンへ。

 

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チケットは販売開始と同時にネットで購入しておいたので、中央の席を確保している。

 

初めてこの映画を知った時は、半魚人との恋だなんて、と観る気はしなかった。

ところがアカデミー賞の作品賞を取ったので、一転して観る気になった。

ストーリーは結構粗く突っ込みどころ満載だが、そんなことを気にせずに楽しむことができる仕上がりだ。

時代はケネディ政権二年目の、1962年。

ベトナムでの紛争が徐々に拡大し、不穏な雰囲気のアメリカ。

暴力や人種差別、ヌードやセックスのシーンもあるので子供向きではなく、大人のお伽噺である。

西麻布と六本木で過ごす、楽しい午後でした。