彼女と何時ものフレンチ、ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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先月の事、彼女と銀座でお買い物。

銀座通りをぶらぶらと銀座SIXから二丁目交差点まで散策。

ルイ・ヴィトンの前で左折し、マロニエ通りを有楽町駅方向に向かう。

 

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『マロニエゲートギンザ2』の前には、今日も美しい花々が咲き乱れている。

百合の花は大好きだ。

 

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『モンソー・フルール』がマロニエ通り沿いに並べている花なのだ。

これはチューリップ。

 

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同じ種類の花が色違いで並べられているので、見た目にも華やか。

 

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そして隅っこには、私が好きなオレンジ色の花。

 

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そろそろ予約の時間なので、何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座』に向かうことにしよう。

 

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場所は、『マロニエゲートギンザ1』の10階。

 

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山辺支配人に迎えられ、何時ものテーブルに案内される。

 

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まだ時間が早いので、広いレストラン内に客は居ない。

でも、1時間後にはほとんど満席となった。

 

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客がいっぱいになったところで、シェフが挨拶に出てこられた。

木下シェフ(右)は沖縄に今年7月に開業する、『ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座』のシェフに就任するため、2月下旬に沖縄に行かれるのだ。

あとを継ぐのは、星野シェフ(左)。

金沢の『ジャルダン ポール・ボキューズ』のスーシェフを務めていた方で、今後どのような料理を提供してくれるか楽しみだ。

 

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さて、この夜のワインと料理の話に戻るとしよう。

最初のワインは、ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ミレジム、2014年。

 

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シャンパーニュ方式で造られた高品質のクレマンで、ヴーヴ・アンバルはクレマン専業のメゾン。

ブルゴーニュのクレマン生産量のシェアー40%を持つ、トップ生産者である。

 

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前菜は、帆立貝と冬野菜のコンソメフラン。

寒い季節に温かい前菜は嬉しい。

 

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フランは、日本で言えば茶碗蒸し。

ユリネがほっこり美味しい。

銀杏や椎茸も入っている。

 

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大きな帆立も入っている。

美味しいコンソメフランで身体が暖まる。

 

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フランス直送のバゲットも美味い。

 

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二種類目のワインは、フランソワ・カリヨンのブルゴーニュ・シャルドネ、2012年。

「今夜の白は、大好きなフランソワ・カリヨンなのね。嬉しい」と彼女。

カリヨンはルフレーヴと比肩されるピュリニー・モンラッシェの名門。

ルイ・カリヨンは2010年に兄弟で分割され、弟のフランソワが設立したのがこのドメーヌ。

 

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柑橘系の香り、ストレートでピュアな果実味。

活き活きとした酸とミネラルが心地良い。

ぶどう栽培はビオディナミ。

自然酵母を用い、ステンレスタンクで発酵後、バリックで12ヶ月熟成。

その後さらにステンレスタンクで6ヶ月熟成させ、樽香を抑え、ぶどうの自然な果実味を残している。

ACブルゴーニュではあるが、ピュリニー村のシャルドネを使った、贅沢なワインである。

 

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リヨン風白身魚のクネル、アメリケーヌソース。

先日私がこのお店で開催したワイン会の時に食べて美味しかったので、今度は彼女に食べてもらいたかったのだ。

 

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リヨンではブロッシュ(カワカマス)を使うが、日本には棲息していないので、真鯛で作られている。

淡白でふわふわのクネルと、濃厚なアメリケーヌソースが良く合って美味い。

何時ものフレンチ、『ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。