先月の事、彼女と六本木ヒルズで待ち合わせ。
待ち合わせ時間より早めに着いたので、66プラザ周辺をお散歩。
夜にこの位置から見ると、蜘蛛が動き出しそうに見える。
彼女が到着すると車に乗り、西麻布の『レストランひらまつレ ゼルヴ』に向かう。
ここは白亜の邸宅の一軒家レストラン。
車を降りると、顔馴染みのスタッフが店の前で出迎えてくれる。
白大理石の石段を上りレセプションに進むと、坂元支配人の出迎えを受ける。
コートを預け、今度はレトロなエレベーターで三階のメインダイニングへ。
このエレベーターを出ると、今夜のテーブルに案内される。
広いダイニングルームにテーブルが間隔を空けてゆったりと配置されている。
先客がいらっしゃるので、撮影は控える。
大きなテーブルの上には、今夜のセッティング。
今夜のディナーのテーマは、”冬の饗宴、ジビエ”なのだ。
ソムリエの金倉さんが現れ、歓迎の泡をグラスに注いでくれる。
彼女が好きな銘柄を選んでくれた。
ヴーヴ・アンバル、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット、ロゼ。
ブルゴーニュで最大のクレマン専業のメゾン。
シャンパーニュ方式で造られる高品質クレマンで定評がある。
ぶどうはガメイとピノ・ノワール主体で、シャルドネとアリゴテが加えられている。
一皿目の前菜は、青首鴨と天豆。
青首鴨が想像と異なり、驚き。
鹿児島県産の青首鴨を一羽全ての部位を使って作られたテリーヌなのだそうだ。
上にあしらわれているのは、イタリアンパセリの芽。
鹿児島県産天豆のムース。
上に乗っているのは、天豆のつる。
熱々のパンも届く。
バターには、平松シェフと奥様のイニシャル。
クレマン・ロゼが美味しいので三杯も飲んでしまった。
続いては、ボルドーの白。
これは素晴らしいワインが出された。
ペサック・レオニャンのシャトー・ラトゥール・マルティヤック・ブラン、2012年。
ボルドー大学の白ワイン醸造の権威、ドニ・デュブルデュー氏と、赤ワインの名コンサルタント、ミシェル・ロラン氏の二人がコンサルタントとなり、品質が著しく向上しているそうだ。
グレープフルーツや洋梨の香り。
炒ったアーモンド、蜂蜜のニュアンスも。
複雑なストラクチャーを持ち、深みのあるボディーの辛口。
ぶどうは有機栽培で、オーク樽での熟成期間は15カ月、新樽比率は50%。
西麻布の『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす素敵な夜は続きます。