銀座の『ブラッセリー ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
料理の〆は、デセール。
タルト・ショコラ、カフェ・オ・レのアイスクリーム添え。
今夜のデセールは、随分とシンプルだ。
でも、タルト・ショコラは私の好物さので良しとしよう。
濃厚なショコラがとても美味い。
カフェ・オ・レのアイスクリームは肌がとても滑らかで綺麗。
「アイスクリームにディジェスティフのコニャックをかけると美味しいよ」と私。
飲んでいるコニャックは、A.E.ドール、VSセレクション。
「本当だ。香りが良くて美味しいわ」と彼女。
コニャックの香りのアイスクリームは最高に美味い。
グラスのコニャックが無くなると、ソムリエの大友さんが現れて笑いながら注ぎ足してくれる。
「今夜も美味しかったわね。ここは寛げるので好きよ」と彼女。
「木下シェフに料理の感想とお礼を伝えて帰ろう」と私。
帰ろうとすると、皆さんが見送ってくれる。
山辺支配人、木下シェフ、大友ソムリエに礼を述べ、店をあとにする。
マロニエゲート1を出ると、目の前のマロニエゲート2のクリスマスツリーが輝いている。
この時期の夜の銀座は美しい。
二人で肩を並べ、有楽町駅方面にぶらぶらと歩く。
交通会館も美しくライトアップ。
このミッキーのツリーは何人かの方の記事に登場していた。
そうだ、もう少し銀座のイルミネーションを観ることにしよう。
マロニエ通りの街路樹にもLED電球が取り付けられている。
この時期、日本中でいったい何個のLED電球が輝いているのだろう。
銀座通りに出ると、再びブルガリのセルペンティ。
銀座通りをしばらく散策。
今夜はちょっと飲み過ぎてしまったので、冷たい夜風が気持ち良い。
おや、こんな遅い時間でもティファニーは開いているようだ。
ミキモト銀座四丁目本店のクリスマスツリーは、青白く妖しく光る四角錐。
銀座天賞堂の天使は寒くないのだろうか。
この時期は、サンタの帽子だけは被っている。
そう言えば、神楽坂のごぼちゃん像はサンタの衣装を纏っていた。
銀座山野楽器本店の、青く光り輝くクリスマスツリー。
と思ったら、色は見る見る赤に変わっていく。
そして今度は黄色い光に。
そして更に緑色。
この後はまた青に戻っていく。
彼女を銀座駅で見送ると、私は酔いを醒ますため一駅歩いてから帰途に就くことにする。
翌朝起きると、テーブルの上に見慣れぬビニール袋。
中には、干し柿が3パック。
記憶が蘇った。
一人で有楽町を歩いていると、干し柿を売る人が居た。
2パック300円というので300円出すと、親指の大きさの干し柿が出された。
「これじゃないの」と、テーブルに並べられた大振りの干し柿を指さすと、3パック1,000円と言われ、買ったのだった。
上手い手に引っ掛かった気もがするが、大きな干し柿が12個で千円は高いのだろうか、それとも安いのだろうか。
食べてみると美味いので良しとしよう。
ちょっと飲み過ぎたけど、楽しい銀座の夜でした。