今夜は三陸のオイスター、ガーデンズ、神田 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

神田の三陸シーフードのお店、『ガーデンズ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

IMG_20171031_212721.jpg

スプマンテをグラスで飲んだあとは、白ワインをボトルで注文。

ニュージーランド、マールボロのイーランズ・エステートが造る、ベビー・ドール、ソーヴィニヨン・ブラン、2015年。

ベビー・ドールは、ミニチュアの羊、ベビー・ドール・シープのこと。

体高が低くぶどうの実に届かないため、イーランズ・エステートのぶどう畑の除草に活躍している。

 

IMG_20171031_212748.jpg

芳醇な果実香。

グレープフルーツやレモン、青リンゴや洋梨の香り。

酸とミネラルのバランスも良いキリリと引き締まった辛口。

シーフードに良く合って美味い。

 

IMG_20171031_212805.jpg

続く料理は刺身の五貫盛り。

刺身と言っても、肉厚が素晴らしい。

醤油は、石巻産の刺身醤油。

 

IMG_20171031_212823.jpg

左から、大分産の鰤、石巻産の真鯛、石巻産の鰆、南三陸産の水蛸、伊達銀の鮭。

このもちもちの食感がたまらない。

こんなに美味い魚に出会うのは本当に久し振りの気がする。

 

IMG_20171031_212900.jpg

牡蠣の香草焼き。

ぷりぷりの身が美味しく、香草の香りも良い。

 

IMG_20171031_212935.jpg

タラキクの天麩羅。

珍しい名前なので注文してみたが、中身は鱈の白子。

白子の表面の赤い筋が菊の花に見えるので、タラキクと呼ばれるのだそうだ。

 

IMG_20171031_213017.jpg

シーフードに合わせて白ワインを飲んでいたが、彼女は赤ワインも飲みたいと言う。

赤のボトルを選ぶことにしたが、シーフードのお店なので赤は軽いものしか置いていないようだ。

イタリア、モリーゼ州のカンティーナ・クリテルニアが造る、オスコ・ロッソ、2016年

 

IMG_20171031_213036.jpg

軽い赤だが、充分な果実味を持ちタンニンもしっかりついているので、肉料理にも合わせることができる。

ぶどうは、モンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%。

 イタリアのアドリア海側の州、マルケ、アブルッツォ、モリーゼ、プーリアで造られるワインは、コスパが良いので好きだ。

 

IMG_20171031_213059.jpg

赤ワインに合わせて肉料理も注文。

合鴨グリル、バルサミコソース。

 

IMG_20171031_213112.jpg

今夜はシーフードを食べに来たのに、肉食女子の彼女は肉類を食べないと満足できないようだ。

この合鴨、特に美味しい訳ではないが、赤ワインには良く合う。

 

IMG_20171031_213130.jpg

蔵王和豚、JAPAN Xのステーキ。

JAPAN Xは宮城県産のブランド豚なのだそうだ。

岩塩と竹塩で食べると、豚の旨味が引き立って美味い。

 

IMG_20171031_213151.jpg

牡蠣と伊達ぎんサーモンのパスタ with 鮭節。

こんなに量があるとは思わなかった。

 

IMG_20171031_213209.jpg

牡蠣も鮭もたっぷり入っていて美味しいので、お腹はいっぱいでも食べてしまう。

 

IMG_20171031_213230.jpg

「今夜はいっぱい食べていっぱい飲んだね。お腹が苦しいよ」と私。

「でもデザートは食べるでしょ。何にしようかな」と彼女。

彼女が選んだのは、巨大なプレミアム・ティラミス。

さすがの彼女も、「こんなに大きいとは思わなかった」とのこと。

 

IMG_20171031_213249.jpg

私が選んだのは、珍しい油麩レンチトースト(メニューの表記のまま)。

油麩で作ったフレンチトーストで、油麩レンチトーストなのだそうだ。

 

IMG_20171031_213304.jpg

中身が麩なので、とても軽い。

お腹がいっぱいでも、これなら食べられる。

 

IMG_20171031_213322.jpg

彼女の飲み物はホットコーヒー。

目の前で淹れてくれるので、テーブルに香りが充満する。

 

IMG_20171031_213335.jpg

私は、フレッシュハーブティー。

フレッシュな緑の葉っぱを想像していたが、何故か茶色。

「今夜の生牡蠣は美味しかったわね。お刺身も素晴らしかったわ」と彼女。

「たまにはシーフードも好いね。でも今夜も食べ過ぎ飲み過ぎだよ」と私。

彼女と過ごす神田の夜は楽しく更けて行きました。