彼女と乃木坂で待ち合わせ。
早く着いたので、駅の周辺を少し散策。
ここは、旧乃木邸。
乃木希典大将の旧家と、その奥に乃木神社がある。
この目立つ建物は、ブライダル衣装で有名な桂由美のショップ。
彼女を迎えると、一路六本木方向へ坂を下る。
聳え立つ建物は、東京ミッドタウン。
二人で遅めのランチに向かったのは、六本木の人気のイタリアン、『ラ・スフォリーナ』。
この素敵な外壁の奥に店がある。
店名の”ラ・スフォリーナ”とは、エミリア=ロマーニャ地方で生パスタの生地を作る働き者の女性の事。
テーブルに着くと、早速白ワインを抜栓。
トレンティーノ=アルト・アディジェ州のイニャツ・ニードリストが造る、ズュートティロル・テルラーナー、ソーヴィニヨン、2016年。
アルト・アディジェはドイツ語圏なので、このワインの表記もドイツ語とイタリア語が併記されている。
色合いはモスグリーンの入った淡いレモンイエロー。
グレープフルーツや白桃の香り、そしてとても複雑なストラクチャー。
アルコール度数は14.5%もある。
アミューズは、ハムのパニーニ。
香ばしく焼いたパンを二枚に割き、間にバター、野菜、ハムを挟んで食べるのだ。
彼女は随分綺麗に作っている。
私はあまり綺麗に出来なかったが、食べると美味い。
彼女の前菜は、天草直送の真鯛のカルパッチョ。
イタリアンで和風の皿が新鮮に目に映る。
私の前菜は、ズワイガニと豆の冷製、オレンジの香り。
ナイフを入れようとした途端、バサッと崩れてしまった。
崩さないようにテーブルまで運ぶのは大変だったと思う。
ズワイガニ、豆、オレンジピールを混ぜ合わせて食べるととても美味い。
パンも二種類が届く。
どちらも柔らかいので、ソースを掬うのに使いやすい。
いよいよ今日の目的のタヤリンが届く。
いや、タヤリンが目的ではなく、タヤリンの上に掛けられる白トリュフが目的なのだ。
イタリア人の女性スタッフが目の前で白トリュフをスライスしてくれるので、テーブル上に香りが充満する。
この白トリュフだけでランチコースの価格が60%増しになってしまうが、それでも食べたくなるのはこの素晴らしい香りのせいだ。
白トリュフをすりおろす女性に、彼女がイタリア語で話しかける。
二人が笑い合いながら話す間も手は動いているので、白トリュフが普通よりも沢山降りかかったような気がする。
タヤリンと白トリュフは本当に良く合って美味い。
「白トリュフはやっぱり特別ね。今日もありがとう」と微笑む彼女が素敵だ。
六本木の『ラ・スフォリーナ』で彼女と過ごす楽しいランチは続きます。














