今夜はお気に入りのイタリアン、しゅうご、神楽坂 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

神楽坂のお気に入りのイタリアン、『しゅうご』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。

 

IMG_20171107_214007.jpg

白ワインを飲み干すと、赤ワインを抜栓。

彼女が好きなネッビオーロで、何時もここで飲んでいるバローロとは別のものをオ-ナーシェフの廣瀬周悟さんにお願いしておいた。

「蝦夷鹿は忘れたけど、ネッビオーロはお願いしておいてくれたのね」と、彼女は蝦夷鹿を食べられないことを忘れていない。

ピエモンテ州のエレーナ・ジュゼッペが造る、ランゲ・ネッビオーロ、2015年。

エレーナ・ジュゼッペはバローロの名産地、ラ・モッラ村に畑を有し、創業は1966年。

自家醸造を始めたのは2009年と新しい。

 

IMG_20171107_214038.jpg

薄めのルビー色。

ラズベリー、レッドチェリー、薔薇、スミレの香り。

酸とタンニンのバランスが良い。

薄旨系のネッビオーロだが、アルコール度数は14%ある。

発酵には自然酵母を用い、二年使用のオークのバリックで12ヶ月、瓶内で3~6か月熟成されてリリースされている。

ぶどう栽培は、リュット・レゾネ。

 

IMG_20171107_214103.jpg

パスタは、イワシと里芋のオレキエッティ。

オレキエッティは、小さな耳と言う意味の、プーリア州のショートパスタ。

濃厚なソースとの絡みが素晴らしい。

 

IMG_20171107_214237.jpg

メインは、北大牧場短角牛イチボのロースト。

随分大きな肉だが、これで一人分。

 

IMG_20171107_214301.jpg

焼き加減が素晴らしく、赤身肉には旨味が凝縮されている。

北大牧場短角牛とは、北海道大学の静内研究牧場で放牧して飼育する短角和種の牛の事。

 

IMG_20171107_214316.jpg

二皿目のメインは、熊本ジャージー牛テールとぶどうの赤ワイン煮。

これも随分大きいが、一人分。

 

IMG_20171107_214352.jpg

でもテールなので、真ん中には骨があり、肉の量はそれほど多くない。

「テールを食べると、銀座の『安歓』を思い出すわね」と彼女。

「あそこのテールはシンプルな塩焼きだけど、美味しいね。また安さんに会いに行こうよ」と私。

 

IMG_20171107_214546.jpg

ドルチェは、土浦高野さん栗のテリーヌ、キャラメルソース。

素晴らしく濃厚で美味い。

キャラメルソースとの相性も抜群に良い。

 

IMG_20171107_214558.jpg

「今夜のお肉も美味しかったわ。ありがとう」と彼女。

「次は蝦夷鹿をちゃんと頼んでおくからね」と私。

『しゅうご』は期待を裏切らない、素晴らしいイタリアンだ。

 

IMG_20171107_214722.jpg

今夜も満席なので、廣瀬シェフは一人で20人近い客の料理を作っている。

遅滞なく料理がどんどん出来上がるのが凄いが、手が休むことが全く無く大変そう。

 

IMG_20171107_214742.jpg

「廣瀬さん、今夜も美味しかったです。ありがとうございました」と彼女。

「次は蝦夷鹿を食べに来ますね」と私。

忙しいのに、廣瀬シェフが外まで見送りに来てくれた。

神楽坂上交差点を左折し、飯田橋に下る。

こちら側では、旗は小豆色。

 

IMG_20171107_214830.jpg

毘沙門天は夏過ぎまでは工事中だったが、今は覆いも取れ、美しく輝いている。

彼女と過ごす神楽坂の夜は素敵に更けて行きました。