先日の事、彼女と丸ビルのお店で待ち合わせ。
早めに丸ビルに着いたので、何か催しをやっていないか1階のマルキューブを観に行く。
すると、素敵な尺八の音色が聴こえてきた。
藝大アーツ・イン・丸の内2017年の、芸大ライヴ。
今日の演奏は、尺八アンサンブル~竹林への誘い~。
素晴らしい演奏に、しばらく聴き入る。
丁度良い時間となったので、レストラン階直通エレベーターに乗り、35階に向かう。
35階の展望スペースの目の前は、丸の内パークビル。
ブリックスクエアや三菱一号館美術館がある場所だ。
遠くに東京タワーが見え、右方向には皇居の緑が広がる。
待ち合わせのお店は、南仏の三ツ星シェフ、プルセル兄弟の東京店、『サンス・エ・サヴール』。
プルセル兄弟の本拠地は、南フランスのモンペリエ。
そう、今夜のフレンチは、南仏の風。
窓の外には、丸の内パークビルと、小さく見える東京タワー。
各テーブルの上にはキャンドルが揺らめく。
私達のテーブルに先に着き、彼女を待つ。
テーブルにセットされたメニューをチェックしながら待つのも楽しい時間。
『サンス・エ・サヴール』と書かれた飾り皿の絵は何なのだろう。
私には、地中海に顔を出す太陽のように見える。
このお二人が双子の天才シェフ、ジャック&ローラン・プルセル兄弟。
23歳の若さで南フランスのモンペリエに『ル・ジャルダン・デ・サンス』を開業。
何と10年後には三ツ星を獲得した天才シェフなのだ。
彼女が到着し、席を立って迎える。
最初のワインは、ヴーヴ・アンバルが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブリュット・ミレジム、2014年。
ブルゴーニュ最大のクレマン専業メゾンで、シャンパーニュ方式による高品質のクレマン造りで定評がある。
何時も飲んでいるクレマンだが、良いぶどうの収穫年に生産されるヴーヴ・アンバルのミレジムは美味い。
ぶどうはシャルドネ主体で、アリゴテが少し加えられている。
三種のアミューズが届く。
スタッフの女性に、どれを食べて良いのか教えてもらう。
ツイストしたグリッシーニのようなものも美味しい。
黒くて丸いのは、塩味のプティケーキ。
四角いのは豚頬肉のコロッケ。
ヴィジュアル的にも素敵で、クレマンに良く合って美味い。
丸の内のフレンチ、『サンス・エ・サヴール』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。