神楽坂の魚介料理のお店、『貝殻荘』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
モエ・エ・シャンドン、ロゼ・アンペリアルを飲み干したあとは、赤ワインを抜栓。
イタリア、ピエモンテ州の、ジリバルディ、バローロ、2012年。
コルクの状態、香りも良い。
伝統的な造りのバローロ。
カシスやブラックベリー、ダークチェリーのニュアンス。
樽香も心地良い。
出汁系の味わいで、タンニンも強い。
アルコール度数は14%とちょっと強めだが、果実味があるのでアルコール・アタックはほとんど感じない。
漁師のスペシャルティ、焼石アクアパッツァ。
大きめの魚が丸々一尾と、ホンビノス貝、アサリ、ムール貝がたっぷり入っている。
これも露木店長が二人に取り分けてくれる。
このスープ、半端なく美味い。
ダルマ鮪の筒切りステーキ、ボルケーノ・フランベを注文すると、露木店長が、「今からボルケーノ・フランベをするので見て下さい」とのこと。
上に穴の開いた器を鉄板焼きにした鮪に被せ、穴からブランデーを流し込み、着火。
なるほど、ボルケーノの意味がわかった。
大きな鮪を切り分け、二人の皿に取り分けてくれた。
香りも良く、素晴らしく美味い。
パスタは、貝類をたっぷり入れたポモドールソースで作ってもらった。
それにしても量が多く、お腹いっぱいになってしまう。
食後のコーヒーで、いっぱいになったお腹を癒す。
「今夜のワインもお料理も美味しかったわ。このお店、楽しいわね」と、彼女。
「そうだね。何時もはフレンチ・レストラン中心だけど、これからは色々なジャンルの店にも行きたいね」と、私。
このお店の面白いところは、トイレ。
この酒棚が隠し扉になっているのだ。
この棚を手前に引くと、中からトイレが現れる。
トイレは、とてもレトロ。
でも狭いので、身体を引いてもこれだけしか映らない。
神楽坂には色々なお店があって、楽しい街だ。
神楽坂で彼女と過ごす楽しい夜は、素敵に更けて行きました。