久し振りにニュージーランドのラムを食べることにした。
場所は、何時も行く芝の『ワカヌイ』ではない。
先日ヒルトン東京で開催されたニュージーランド・ワイン試飲会の時に紹介していただいたお店、神楽坂の『ウルトラ・チョップ』が今夜のお店。
彼女と神楽坂上で待ち合わせると、お店に向かう。
神楽坂(早稲田通り)に面したビルの二階に階段を上る。
どんなラムに出会えるか楽しみだ。
神楽坂に面したお店の多くは間口が狭く、奥に長い構造。
『ウルトラ・チョップ』も例にもれず、細長い作り。
右側の壁にはカウンター席が7席。
左側にはテーブル席が12席。
奥にもテーブル席が20席ある。
そして一番手前には半個室。
6人まで入ることができる部屋だが、今夜はここを私達二人で占有。
壁の一部はワインの木箱を貼り合わせたデザインで面白い。
席に着くと、グラス・シャンパーニュで乾杯。
ボランジェ、スペシャル・キュヴェ。
ボランジェは1829年の設立以来、アイ村で家族経営を守る名門メゾン。
久し振りに飲むボランジェは美味い。
セパージュは、ピノ・ノワール60%、ピノ・ムネ15%、シャルドネ25%。
最初の料理は、リヨン風サラダ。
最近、神楽坂のリヨン料理の名店、『ルグドゥノム・ブション・リヨネ』で食事をしたばかりなので、彼女は迷わずリヨン風のサラダを選択。
上に乗っているポーチド・エッグを潰し、二人に取り分ける。
このサラダ、かなり美味い。
ヴォリュームがたっぷりなのも嬉しい。
ボランジェのグラスを飲み干すと、インヴィーヴォが造るマールボロ、ソーヴィニヨン・ブラン、2016年をボトルで注文。
インヴィーヴォは2007年設立の、マールボロとセントラル・オタゴで評価の高いワインを造る、プレミアム・ワイナリー。
パッションフルーツ、グレープフルーツのふくよかな香り。
酸とミネラルのバランスも良い、綺麗な辛口。
まさにマールボロの上質のソーヴィニヨン・ブラン。
前菜は、本日の鮮魚のカルパッチョ。
今日の魚は、鱸。
山葵を効かせたソースが白身に良く合う。
海老とマッシュルームのアヒージョ。
熱々のアヒージョが美味しそう。
取り分けるのは私の役目。
と言っても、この料理は簡単に取り分け可能で、残念ながら盛り付けにも技を必要としない。
メゾン・カイザーのバゲット。
アヒージョのオリーブオイルを掬って食べると美味い。
パンをお代わりしてしまう。
神楽坂のニュージーランド・ラムのお店、『ウルトラ・チョップ』で彼女と過ごす楽しい夜は続きます。