神楽坂のリヨン料理の名店でミシュラン一つ星の、『ルグドゥノム・ブション・リヨネ』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
赤は、テーブル予約時に頼んでおいたボトル。
ブルゴーニュのドメーヌ・デュ・ヴュー・コレージュ、フィサン、レ・シャン・デ・シャルム、2012年。
コルクは上質で、状態も香りも良い。
ベリー系の香り。
ブラックベリー、ラズベリー、カシス、プルーンのニュアンス。
しっかりとした骨格を持ち、タンニンも強い。
ぶどうはビオロジックで栽培され、樽熟成は12ヶ月、新樽比率は30%。
「シャンパーニュに続き、赤も私の好みを選んでくれたのね。ありがとう」と彼女。
今夜のワインの選択は成功したようだ。
熱々の名物料理が届く。
真ん中にあるのは、ブロシェ(カワカマス)のすり身。
ブロシェはリヨンでよく使われる食材。
日本では獲れないので、フランスから輸入されている。
日本には居ない魚なのに、ちゃんと和名があるのが面白い。
掛かっているソースは、オマール海老のホワイトソース、器の底にはバターライスが敷かれている。
最初のパンはシャルキュトリーに合わせてほとんど食べてしまった。
メイン料理用に、新しいパンがドサッと届く。
メインはこのお店の名物料理、ブーダン・ノワール、リンゴのタタン仕立て。
ブーダン・ノワールは二人とも好きだが、何時もはアミューズか前菜で食べる小さなもの。
こんな大きなブーダン・ノワールは初めて。
下に敷かれているのは、マッシュポテト。
デザートの前に、フロマージュ料理が出される。
フロマージュに各種のハーブが練り込まれている。
これで残った赤ワインを飲み干してしまった。
デセールは、ラム酒風味のババ。
若い男性スタッフが私の皿にラム酒を振りかけた後、彼女に「ラム酒を掛けて良いですか」と聞く。
「好きだからいっぱいお願い」と彼女が応えると、たっぷり掛けた上に、「ここに置いておきますのでご自由にお使いください」とのこと。
何故彼女にばかりと、ちょっとむっとして、彼女の前のラムのボトルを取ると、自分の皿にラムをたっぷりと注ぎ足す。
「ほら、お皿からラムが垂れてる」と彼女にたしなめられる。
ボトルのラムが随分少なくなってしまった。
コーヒーカップにもお店の名前。
濃いコーヒーが美味い。
ミニャルディーズは、ハーブのギモーヴと、ナッツを練り込んだ生キャラメル。
今夜は、いや今夜も食べ過ぎ飲み過ぎてしまった。
オーナー・シェフのクリストフ・ポコさんに見送っられ、店をあとにする。
ポコさん、今夜もお世話になりありがとうございました。
帰り道、彼女が以前から気になっていたお店があると言う。
神楽坂(早稲田通り)に面した、『チカリシャスN.Y.』。
シフォン・ハニーホイップとチョコブラウニーを購入。
ハニートラップとは凄い名前だと思ったら、ハニー・ホイップだった。
でも、このケーキ、どこで食べれば良いのだろう。
ニューヨークで人気のお店で、オーナーは東京出身の日本人シェフ、チカ・ティルマン。
”デザート・バー”という新ジャンルであると説明されているが、店の壁やレシートには”スイーツ・バー”と書かれているのが不思議。
神楽坂で彼女と過ごす楽しい夜は、素敵に更けて行きました。
















