西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で開催されたパーティーに彼女と共に出席した楽しい夜の続き。
魚料理は、秋田県男鹿半島の天王港直送の天然鱸のロースト、宮城県三陸のムール貝とミディトマトのロースト。
内木場料理長は先日秋田を訪問し、食材を探索してきたばかり。
ぷりぷりの鱸が美味い。
緑色のソースは、ほうれん草のソース。
赤ワインは、初めて飲むもの。
ボルドー、ポイヤックの、シャトー・オー・バージュ・モンプルー、クリュ・ブルジョワ・シュペリユール、2008年。
ポイヤックの中心に位置し、シャトー・デュアール・ミロンに隣接し、更にすぐ隣はシャトー・ラフィット・ロートシルトという好立地。
これぞ左岸ボルドーという香りと味わい。
醸造を担当するのは同じオーナーが所有するシャトー・バタイィの醸造チーム。
ぶどうはリュット・レゾネで栽培され、樽熟は12~18ヶ月、新樽比率は30%。
セパージュは、カベルネ・ソーヴィニヨン69%、メルロー26%、カベルネ・フラン5%。
肉料理は、宮崎牛のロースト、様々なフランス産茸、朝摘みの玉蜀黍、ソースペリゴール。
宮崎牛は赤身で柔らかく、旨味が凝縮されている。
ソースペリゴールはトリュフのソース。
ジロール茸と玉蜀黍にもトリュフがのせられている。
素晴らしい香りだ。
ディジェスティフは、ローヌのファミーユ・ペランが造る、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ、2010年。
ミュスカで造られた醗酵中のワインにブランデーを加えて醗酵を止め、甘さを残したスイート・ワイン。
ハチミツ、パッションフルーツ、アプリコットやピーチのニュアンスを持つ、果実味豊かなワイン。
アルコール度数は、15%。
デセールは、パイナップルのキャラメリゼ、ヴァニラのアイスクリームとバルサミコのアクセント。
花びらのような乾燥させたパイナップルの輪切りを、写真を撮る前に崩してしまった。
「今夜のお料理も美味しかったわね」
「ワインも良かったよ。でも、グラスで10数杯は飲み過ぎだね」
「私はそんなに飲んでないわよ」
「僕は抱きしめたくなるくらい君が美しく見えるよ」
「それは酔っているって言ってるの」
「いや、酔って正直になっているということ」
ミニャルディーズは、マカロン、マシュマロ、トリュフチョコ。
このホールは改装により随分綺麗になった。
二階のレセプションもイメージが一新されている。
レセプションは一階にもあるので、ここをパーティールームとして使用することもある。
坂元支配人、内木場料理長、金倉ソムリエに今夜の料理とワインのお礼を述べ、店をあとにする。
彼女と過ごす西麻布の夜は素敵に更けて行きました。