今日は先輩たちとフレンチ・ランチ、レストラン ブラン・ルージュ、丸の内 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

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東京駅丸の内駅舎の『東京ステーションホテル』のメイン・ダイニング、『レストラン ブラン・ルージュ』で先輩たちと過ごす楽しいランチの続き。

ローヌのヴィオニエの次は、ブルゴーニュのピノ・ノワールを選ぶ。

ドメーヌ・デュルブイユ・フォンテーヌが造る、ブルゴーニュ、ラ・シャペル・ノートルダム、2015年。

このドメーヌは、1879年にコート・ド・ボーヌ、ペルナン・ベルジュレスに設立された名門。

 

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色合いは薄いルビー色。

ラズベリー等のベリー系の香り。

しっかりしたミネラル感も持つ、良質のブルピノ。

ノートルダム寺院の跡地に作られた畑なので、ラ・シャペル・ノートルダムの名が付いている。

 

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マッシュルームのカプチーノスープ。

マッシュルームの香りが素晴らしい。

 

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肉料理が出ると言うので、濃い赤もグラスで飲むことにする。

選んだワインは、フランシス・コッポラ、ダイヤモンド・コレクション、アイボリー・ラベル、カベルネ・ソーヴィニヨン、2015年。

フランシス・フォード・コッポラ監督が造るワインで、ダイヤモンド・コレクションは幾つかあるシリーズの中でコッポラの名を冠する主力シリーズ。

 

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左がブルゴーニュのピノ・ノワール、右がカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨン。

こうして並べてみると色合いの違いが良くわかる。

コッポラ監督のカベルネはまさにカリフォルニアのカベルネで、カシスやラズベリーの香りを持ち、スモーキーでブラックベリー、シガー、ユーカリのニュアンス。

タンニンやミネラルも豊富な、濃くてリッチなカベルネである。

 

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メインは、黒毛和牛のローストビーフ。

 

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赤ワインとも良く合って美味い。

本当はもう少し赤い方が好きだが、個別に焼くステーキではないので無理は言えない。

 

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肉料理に合わせ、新しいパンが届く。

ソースを掬って食べると美味い。

 

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それにしても、先輩お二人はお元気。

これだけのワインを飲んでも、〆にスピリッツを飲みたいと仰る。

 

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そこで、カルヴァドスをグラスで注文。

ルモルトン、ヴュー・カルヴァドス。

ノルマンディー地方で、リンゴのシードルと洋梨のポワレで造られるブランデー。

 

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ルモルトン爺さんが造るカルヴァドスは洋梨のポワレの使用比率が高く、とても薫りが良い。

生産量が少なく、フランスでは有名レストランでほとんど消費されるため入手困難な希少品である。

 

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話しが弾む上に酔いも回り、デセールが何だったのかあまり記憶にない。

チーズケーキだったように思う。

 

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コーヒー用のミルクとお砂糖。

この三色の砂糖、とても綺麗で可愛い。

 

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気が付くと、既に三時間が経過している。

本当に楽しく、あっという間の三時間だった。

 

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コーヒーカップを持ち上げると、ソーサーにはメルシーの文字。

 

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どこの製品かと裏返してみる。

リモージュのレイノーだった。

 

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セラーにはワインボトルがずらりと並ぶ。

よく見ると、日本酒のボトルも多い。

来年の再会を約束し、満ち足りた想いで店をあとにする。

 

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友人たちと別れると、酔い覚ましに有楽町まで散策。

三菱一号館美術館は何時見ても綺麗だ。

「レオナルドxミケランジェロ展」が開催されているので、終了しないうちに鑑賞に行かなければと思う。

 

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東京フォーラムの緑は、ちょっとした憩いの場。

このまま歩くと暑いので、地下にもぐることにする。

 

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フォーラムの造形は美しい。

ちょっと休んでから、有楽町に向かうことにしよう。

彼女との待ち合わせにはまだまだ時間がある。

先輩達との楽しい丸の内ランチでした。