銀座のイタリアン、『アルジェントASO』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
魚料理は、愛知県産天然真鯛の網焼き、サフランの余韻と共に。
この真鯛、かなりの大物。
野菜やハーブの香りが素晴らしい。
シャンパーニュと二種類の白を飲んだあとは、赤ワイン。
リュサック・サンテミリオンのシャトー・リオナ、キュヴェ・エモーション、2009年。
シャトー・リオナの2009年は評価が高く、生産量が少ないこともあり、フランスでは売切れでもう購入できない貴重品。
濃厚な果実味、コーヒーやカカオ、ビターチョコレートのニュアンス。
タンニンも強いが滑らか。
樹齢80年(一部100年)のヴィエイユ・ヴィーニュ畑のメルロー100%で造られ、新樽比率100%で18ヶ月間熟成されている。
北海道産仔牛フィレ肉のコートレッタ、熟成馬鈴薯のフリット。
この仔牛は、母牛と離さないことによりストレスを極力与えないで育てられたのだそうだ。
柔らかな肉質が素晴らしく美味いが、育て方の話を聞くとちょっと食べるのに逡巡してしまう。
沖縄県産マンゴーと柑橘類のパルフェ、生姜のジュレ。
柑橘類はシークヮーサーが使われている。
「イタリアンも好いわね。代官山のリストランテASOにも行きたいわ」と彼女。
「今月は予定がいっぱいだから、来月に予約を入れておくね」と私。
ここではビスコッティーニは何時もこんな格好で出される。
今夜の料理もワインも素晴らしかった。
磯崎支配人、浅見料理長に今夜の礼を述べて店をあとにする。
食べ過ぎた夜は、恒例の銀座散策。
今夜は晴海通りに出て4丁目方向に歩く。
東急プラザが明るく輝いている。
銀座ソニービルは3月末に閉館し、建て替え中。
銀座ソニーパークとして、来年夏にオープンする予定だ。
コーチは好きなブランドで、皮のバッグを幾つか使っていた。
でも、若いうちは良いのだが、コーチは皮革が厚くて重いので、年齢と共に使わなくなってしまった。
ケイト・スペード買収により、会社再建は軌道にのるのだろうか。
天賞堂銀座本店のキューピッドは今夜もかくれんぼ。
銀座プレイスが明るく輝く。
彼女と過ごす銀座の夜は素敵に更けて行きました。