7月14日はパリ祭ディナー、メゾン ポール・ボキューズ、代官山 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

IMG_20170714_184023.jpg

7月14日は”パリ祭”、蜂起した市民によってバスティーユ監獄が解放された日。

代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』で開催された、『ひらまつ』グループの”パリ祭ディナー”に彼女と共に参加した。

ドレス・コードは、フランス国旗、トリコロール=青、白、赤の内の一色を洋服に取り入れること。

 

IMG_20170714_232335.jpg

彼女は、鮮やかな青と白のドレスに真っ赤なマニキュア。

私は、薄い赤のジャケット、青のシャツ、白のスラックスに、赤い靴、そしてポケットチーフは赤と青のチェック柄。

まずはシャンパン・タイム。

先﨑支配人が、皆さんが楽しまれているか目を配っている。

 

IMG_20170714_232419.jpg

アコーディオンの演奏もあり、とても華やいだ雰囲気。

皆さんお洒落して来られているので、女性の服装を眺めるのも楽しい。

 

IMG_20170714_232440.jpg

シャンパーニュを飲んでばかりいると酔ってしまう。

チーズのグージュールをつまむ。

『メゾン ポール・ボキューズ』定番のアミューズ・ブーシュだ。

 

IMG_20170714_185059.jpg

そろそろ開宴時間。

メイン会場のテーブルに移動する。

テーブル上には冷えたノンガスとコンガスのミネラルウォーター。

もちろん自分で注ぐわけではないが、水分をいっぱい摂取することは大切だ。

テーブルクロスの色は、テーブルごとに青、白、赤。

 

IMG_20170714_185108.jpg

今夜のメニューを楽しみに開く。

メニューの表紙はドラクロアの「民衆を導く自由の女神」のはずだが・・・、ちょっと変。

 

IMG_20170715_123633.jpg

メニューを開くと、ル・カトルズ・ジュイエ、2017の文字。

2017年7月14日、”パリ祭”を意味している。

実は”パリ祭”という呼び方は日本だけで、フランスでは”フランス国民祭”(Fete nationale francaise)が正式な名称。

 

IMG_20170714_232501.jpg

メニューにもポメリーのロゴが入っているように、今夜のシャンパーニュはポメリー協賛。

ポメリー、サマータイム、ブラン・ド・ブラン、NM。

シャルドネ100%のキレのあるシャンパーニュなので、どんどん飲めてしまう。

 

IMG_20170714_232537.jpg

先﨑支配人の挨拶で会が始まる。

東京の『ひらまつ』グループ全店を合わせて開催される”パリ祭ディナー”なので、参加者は150名とのこと。

 

IMG_20170714_232552.jpg

入砂料理長による、今夜の料理の説明。

入砂さんの料理はリヨンの三ツ星レストラン、『ポール・ボキューズ』の伝統をしっかりと受け継ぎ、質実剛健、ヴォリューミーなので好きだ。

 

IMG_20170714_232620.jpg

竹内シェフ・ソムリエによる、ワインの説明。

今夜は白、赤共に初めてのワイン。

どんな造りか楽しみだ。

 

IMG_20170714_192635.jpg

シャンパーニュに合わせたアミューズ・ブーシュは、生ハムとメロンと、フレッシュサーモンのマリネのタルタル。

 

IMG_20170714_193142.jpg

『メゾン』のパンは美味い。

パンのお供は、エシレバター。

 

IMG_20170714_232737.jpg

前菜は、鴨フォアグラのソテー、ソース・パッション。

リヨンの『ポール・ボキューズ』のスペシャリティである。

 

IMG_20170714_232750.jpg

このフォアグラの質感がたまらない。

下に敷かれているのはジャガイモ。

 

IMG_20170714_232646.jpg

白ワインは、ジャン・ルイ・シャーヴが造る、ジャン・ルイ・シャーヴ・セレクション、エルミタージュ・ブランシェ、2010年。

ジャン・ルイ・シャーヴはエルミタージュで最高と言われる造り手。

彼のワインは価格が高くなり過ぎたので、より手頃なネゴシアンものも造り始めており、それがこのセレクション。

 

IMG_20170714_232707.jpg

セレクションでは購入ぶどうやドメーヌで使用しなかったワインが使われているが、シャーヴ自身が醸造していることにかわりはない。

ローヌの太陽の恵みを感じる、濃厚な果実味を持つ辛口に仕上がっている。

ぶどうは、マルサンヌ100%。

代官山の『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な”パリ祭ディナー”は続きます。