今日は彼女と、ル・ブルターニュ バー・ア・シードル・レストラン、神楽坂 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

IMG_20170603_133101.jpg

神楽坂の『ル・ブルターニュ バー・ア・シードル・レストラン』で彼女と過ごす楽しい午後の続き。

私が選んだ最初の前菜は、有機野菜の盛り合わせ、豆腐クリームとそばのクリュスティアンと一緒に。

 

IMG_20170603_163752.jpg

彼女が選んだのは、函館漁港直送、鮮魚のカルパッチョ、オーガニックトマト、みょうが、黒ニンニクのドレッシングで。

野菜の下には、たっぷりのアイナメのカルパッチョが隠れている。

 

IMG_20170603_135742.jpg

二皿目の前菜は、二人とも同じものを選択。

鴨胸肉のタルタル仕立て、煮詰めた赤ワインヴィネガーのアクセント、フランス産グリーンピースの冷製スープと合わせて。

 

IMG_20170603_135827.jpg

この赤いのが、鴨胸肉。

暑い日には、冷たいプティ・ポワの濃厚スープが美味い。

 

IMG_20170603_163858.jpg

シードルを飲み干すと、白ワインを抜栓。

プロヴァンス地方のカシー村でドメーヌ・デュ・バニョールが造る、カシー・ブラン、2014年。

 

IMG_20170603_163930.jpg

グレープフルーツ、トロピカルフルーツの芳醇な香り。

豊かな果実味を持つ辛口。

セパージュは、マルサンヌ51%、クレレット35%、ユニ・ブラン14%。

ぶどうはビオディナミで栽培されている。

 

IMG_20170603_142103.jpg

メイン料理も、二人とも同じものを選択。

カマンベールチーズと麦豚生ハムのガレット、グルノーブル産くるみ、グリーンサラダ、無花果のコンフィチュール。

 

IMG_20170603_164037.jpg

カマンベールの香しい熟成香が素晴らしい。

塩気の効いたカマンベールに、無花果のコンフィチュールが良く合う。

 

IMG_20170603_145743.jpg

デザートも彼女と重なってしまった。

ボルディエバターと沖縄県産黒糖のクレープ、自家製きな粉のアイスクリーム。

ブルターニュでジャン・イヴ・ボルディエ氏が伝統製法で作る、ボルディエバターは最高に美味しい。

 

IMG_20170603_174240.jpg

今日のランチも最高に美味しかった。

でも長居をし過ぎたようで、店内にランチの客は他に一人も居なくなってしまった。

 

IMG_20170603_152035.jpg

店のスタッフに今日のお礼を述べて店をあとにする。

「今度は夜に、濡れ縁でのんびりシードルを飲んでも楽しいだろうね」

「蚊がいそうだから嫌だわ。次もお店の中にしましょうよ」

勝手にロマンチックな気分になっていたが、蚊の存在を指摘され、現実に引き戻されてしまった。

神楽坂の『ル・ブルターニュ バー・ア・シードル・レストラン』で彼女と過ごす、楽しく美味しい午後でした。